ワールド・ウォーZ REVIEW 映画の内容云々よりも、「ゾンビ映画であることをひた隠しにする宣伝のやり方ってどーなのよ!」という、メディア戦略に異を唱える論調が多く見受けられる『ワールド・ウォーZ』。「ゾンビ映画」=「ゴア描写」=「マニアな観客しか来ない!」という事態を恐れた結果なんだろうが、まあ Posted in MOVIE ホラー read more
ロマン・ポランスキー 初めての告白 REVIEW ロマン・ポランスキーはその典雅な名前とはかけ離れた、性的ゴシップまみれの映画作家である。13歳の少女に強姦・アナルセックスして逮捕されるわ、保護観察中にアメリカから国外逃亡するわ、その後も性懲りもなく当時15歳のナスターシャ・キンスキーとヤっちゃうわ。その一方で、幼 Posted in MOVIE ドキュメンタリー read more
LOFT REVIEW 黒沢清は、自ら紡ぐ物語が何かしらのジャンル映画に隷属することに自覚的な映画作家だ。もしくは、こう言い換えてもいい。トビー・フーパー、ジョン・カーペンター、サム・ペキンパーといった職人映画監督が、70年代に発表したジャンル映画(=アメリカ映画)を現代に蘇らせている作家 Posted in MOVIE ホラー read more
ロッタちゃん はじめてのおつかい REVIEW 竹島ルイ「こんばんは。竹島ルイです」 ロッタ「ヘイ!あたしロッタ。よろしくね」 竹島ルイ「今晩は、ロッタちゃんと一緒に『ロッタちゃん はじめてのおつかい』の魅力について語っていこうと思います。ロッタちゃん、宜しくお願いします」 ロッタ「まかせておいて!」 竹島ルイ「 Posted in MOVIE read more
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク REVIEW 「捨て子」は、スピルバーグのフィルモグラフィーで一貫して扱われているテーマだ。『未知との遭遇』のバリーや『E.T.』のエリオットは父親不在の核家族で育っているし、『太陽の帝国』のジェイミーは上海で両親と離ればなれになってしまう。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 Posted in MOVIE 怪獣 read more
ロスト・ハイウェイ REVIEW コギト・エル・ゴスム(我想う故に我あり)。そう、我々は自分が自分であることを認識した時に初めて己の存在を見い出す。しかし考えてみれば、これは実に曖昧かつ不明確な定義だ。自分が自分であることの絶対的証明はあり得ない。アイデンティティーなんてものは、おっそろしく曖昧な確 Posted in MOVIE read more
ロスト・イン・トランスレーション REVIEW フランシス・フォード・コッポラが実娘ソフィアとアカデミー賞のプレゼンターとして登場した際、『ゴッド・ファーザー』のマーロン・ブランドーの口調を真似て「遂に家業を継いでくれる気になったんだね、ソフィア」とジョークをかましていたが、よく考えたら彼女は最初からフィルムメー Posted in MOVIE read more
ローレライ REVIEW 「オタクの、オタクによる、オタクのための潜水艦映画」との評価がすっかり定着している『ローレライ』。そりゃ監督が樋口真嗣で、ヒロインのコスチュームデザインが出渕裕で、画コンテに庵野秀明が協力していて、なぜか押井守までがB-29のマークデザインとしてクレジットされている Posted in MOVIE アクション read more
ローマの休日 REVIEW オードリー・ヘップバーンは世界的に愛されている女優だが、日本では特にその人気が高い。おそらくその最大の理由は「セックスを感じさせない」女優だからだろう。性にやたら保守的な大和民族である我々は、つつましく清楚な彼女に好感を持つ(対極にいるのがマリリン・モンローだ)。そ Posted in MOVIE コメディ, 恋愛 read more
ロープ REVIEW 『ロープ』には元ネタとなった有名な殺人事件がある。1924年の「レオポルドとローブ事件」だ。犯人は、ネイサン・フロイデンソール・レオポルド二世とリチャード・A・ローブ。彼らは裕福な家庭に生まれたユダヤ人で、シカゴ大学の学生で、ニーチェの超人思想の信奉者で、そして同性 Posted in MOVIE サスペンス read more