『ゆれる』(2006年)は、地方のガソリンスタンドを営む兄・稔と、東京で写真家として成功した弟・猛の再会を描く。幼なじみの智恵子と三人で訪れ…

『幻の光』(1995年)は、是枝裕和の劇場映画デビュー作であり、“死と再生”をめぐる静謐な映像詩である。自殺で夫を失った女性の再生を描きなが…

ひっそりと佇む子供たちだけのユートピア、そしてその崩壊第57回カンヌ国際映画祭で、『誰も知らない』(2004年)の演技が評価され、みごと最優…

かつて島田紳助は、「日本の女性は、福山雅治に支配されている」と評したそうだが、激しく同意!スラリとした長身と端正なマスク、甘い低音ボイス。お…

『空気人形』(2009年)は、ラブドールとして生きていた“空気人形”が、ある日自我を得て人間社会へと踏み出す物語。持ち主のもとを離れ、レンタ…

『海街diary』(2015年)は、是枝裕和監督が吉田秋生の漫画を原作に、鎌倉を舞台にした四姉妹の静かな日常を描いた作品。光と影、沈黙と動線…

家族のすれ違いを、冷徹なまでに丁寧に描いたドラマかつて、テレビドラマの本流を成していたのはホームドラマだった。水前寺清子がチャキチャキの下町…