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Detached From The Rest Of You
僕がゼロ年代初頭によく聴いていた池田亮司とか青木孝允とかのグリッチ系IDMに、ちょっとだけインディー・フォークの体温が重なったような感じ。こちとら、こういう音に触れたくて音楽聴いている!
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Atlântico
アルバムタイトルはポルトガル語で大西洋という意味らしいけど、その名の通りどこまでも広がるようなスケールの大きい空間設計。滑らかに浮遊するヴォーカル、リニアなメロディライン、サウダージなテクスチャーが、ディープブルーな煌めきを放っている。
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Inferno
1曲目の「Introit」で、いつもの温かなアンビエント・シンセの響きが流れた瞬間に「あ、いま僕はボーズ・オブ・カナダ新作を聴いているんだ!」という嬉しさがこみあげてくる。でも聞き続けていると、「Inferno」(業火、生き地獄)というタイトル通り、次第に冥界から響くような低音や、呪術的なチャントや、ローファイなビートが世界を支配し始めて、退廃的でメランコリックな音像が展開されていく。「Music Has The Right To Children」や「Geogaddi」のような得体の知れない不穏さとはまた違う、甘美なる煉獄のサウンドスケープ。
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Rumspringa
A24 Musicからリリースされた、エレクトロニック・デュオearの「Rumspringa」、ジャスト好み!ローファイなインディー・ポップ、IDM、サウンドコラージュまでを軽やかに横断するインディー・トロニカ。ちょっとPsappを彷彿とさせる、耳に嬉しい音。
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What Do I Know Now?
現代オルタナティブR&B/ジャズ・シーンの最前線にいる3人による、強力なコラボレーション・アルバム。サクストン・シェフによるザラついた質感のプロダクションの上に、ナヴァ・シーによるシンセサイザーが空間の奥行きを作り、ブラクストン・クックのサックスが強い肉体性を与える。R&Bやネオ・ソウルの文脈にありながら、あえてハッキリとしたビートを強調しない、引き算の美学が貫かれている。
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岡潔(Oka Kiyoshi)
世界的数学者である岡潔が提唱した「情緒」や「二つの心」といった哲学的な思想をテーマに、EVISBEATSとNagipanの2人が直覚、気配のようなものを頼りにして、今なにを感じているかをアウトプットした傑作。瞑想的でオーガニックなサウンドスケープが、ひたすら気持ちいい。
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Ambiguous Desire
アーロ・パークスがツアー中に訪れたロサンゼルスのレイブや、ロンドンのナイトライフの影響が色濃く反映されたという3rdアルバム。これまでのアコースティックなサウンドから、ハウス/エレクトロニカにシフトチェンジして、さらにジャスト僕好みなサウンドに。ダンスフロアの多幸感に満ちている。
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Distracted
ノスタルジックなブレイクビーツと彼特有のシルキーなファルセット、そしてサックスの音色が交錯するプロダクションは圧巻。メランコリックな内省にとどまらず、ポップな推進力とダンサブルなグルーヴを同時に成立させたマスターピース。
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死んでも一生
フォーキーでエレクトロニカな親密サウンドに、変則ビートが絡みつく快感。「頭」「目」など身体器官を冠したトラックから、おんぶに疲れたり、呼吸を忘れたり、次第に感情と肉体が直結していく構成も見事。極上なポップミュージック。七尾旅人と対バンしたライヴもすごく良かった!
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forgotten
大貫妙子みたいな凜とした空気のニューミュージック感、キセルみたいな浮遊する音響フォーク感、トクマルシューゴみたいな箱庭的チェンバーポップ感、気品と洗練と実験精神が息づいた最高のポップス。イラストレーターの鯵坂兼充によるカバージャケットもカッコいい。
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Train On The Island
ニュージーランド出身のシンガーソングライター、オルダス・ハーディングの5thアルバム。シンセサイザーの導入により温かみが加えられており、曲の展開に合わせて会話のようなトーンから深く豊かな歌声へとシームレスに変化する「ボーカルの遊び場」的なアプローチが、アルバム全体に特有の緊張感をもたらしている。
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三三三 (Sanmai)
前作『岡潔』から間髪入れずにリリース。っていうか早すぎじゃね????タイトルの「三三三」が示す通り、ひとつのことに心を集中させて散らさない状態がテーマ。Nagipanによる流麗な鍵盤やインストゥルメンタルの生音感と、EVISBEATSの洗練されたビートメイクが完全に溶け合って、まさしく三昧の境地!
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UNRELATED
これまでのサムサムとぜんっぜん違う!ライブ感やアタック感が薄まって、よりミニマルでエクスペリメンタルな音響空間に近づいた感じ。M-4「JAGUAR PAW」なんて下手したら武満徹だし、M-5「RAPMAN」はTown & Country。
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COME CLOSER
ケミカル・ブラザーズのトム・ローランズと、ノルウェー出身のシンガーソングライター、オーロラによるコラボレーション・プロジェクト。トリップホップなダウナーなサウンドに、トム・ローランズ特有の推進力のあるビートと、オーロラの神秘的なヴォーカルが混ざり合い、独自のコントラストを生み出している。
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映画「災」(オリジナル・サウンドトラック)
メインテーマ「SAI」は、スティーヴ・ライヒのようなミニマル・ミュージックにありったけの不穏さを注入したようなトラックだし、M-3「faceless」もリゲティのようなピアノ曲で最高。超がつくおすすめ。
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Neon Summer Skin
シリアにルーツを持つSSWベドウィンの、人生の軌跡と記憶をテーマにしたコンセプト・アルバム。キャロル・キングやカレン・カーペンター、さらにはトッド・ラングレンの持つポップなメロディ・センスを意識的に取り入れたとという、70年代チェンバー・ポップ的な柔らかな質感が良き。トランペットや、バルブ・トロンボーン、フルートが随所に効果的に配置されている。
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A Love For Strangers
アデルやポール・マッカートニーを手掛けた、グレッグ・カースティンをメインプロデューサーに招聘。即興的でジャジーな要素を残しつつ、80年代のシンセ・ポップやブリット・ポップのような、より明快で洗練されたポップ・センスが気持ちいい。サンダーキャットはいつだって最高なのだ。
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The Moment (The Score)
チャーリー・XCX主演映画『The Moment』のオリジナル・サウンドトラック。ダンスフロア向けの攻撃的でエネルギーに満ちたトラック(ソフィーやオウテカを彷彿とさせるようなアグレッシブな高周波やキック)と、エレガントでアンビエントなシンセパッドの広がりが同居している。リフレインしてると脳がヤラれるので注意!
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IT’S BEEN AWFUL
『The House Is Burning』(2021年)から約5年ぶりとなる4thアルバム。シザ、ドミニク・ファイク、ジュリアン・シントニアという豪華ゲストを迎え、クローズドでスモーキーな内省録から、プリンスやアウトキャストといった革新者たちのエッセンスを強く取りこんだ、カラフルでアヴァンギャルドなポップネスへと踏み出している。
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Oh yeah?
スティーヴ・レイシーの新譜「Oh yeah?」、ヴィンテージな温かみがあって聴き心地がいい。過剰に作り込みすぎないラフな雰囲気があって、ベッドルーム・ポップの親密さを漂わせている(ギターの弾き語りとかもあるし)。SZAとコラボした「is it cool?」、エリカ・バドゥとコラボした「pure colour」もいいけど、9曲目「nice shoes / in your world」でブレイクコアからメロウなバラードにシフトチェンジして、そこに再び超高速ビートが折り重なる展開がカッコよすぎた。
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Waves
僕がネオ・ソウルに求めてるメロウネスが、ぜんぶこのアルバムにコンパイルされてる。ジル・スコット、ロバート・グラスパー、クリス・デイヴ、PJモートンといった超豪華ゲストを迎えて、サンプリングなどの新たな音響実験と、「心の回復」という生々しいテーマが美しく調和した一枚。
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Hyakunen No Kodoku
僕がネオ・ソウルに求めてるメロウネスが、ぜんぶこのアルバムにコンパイルされてる。ジル・スコット、ロバート・グラスパー、クリス・デイヴ、PJモートンといった超豪華ゲストを迎えて、サンプリングなどの新たな音響実験と、「心の回復」という生々しいテーマが美しく調和した一枚。
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Heaven 2
シカゴを拠点とするリリー・ウェストによるインディー・ロック・プロジェクト、Lala Lalaの5thアルバム。共同プロデューサーのメリナ・ドゥテルテとほぼすべての楽器を二人で演奏し、シネマティックでエレクトロなサウンドスケープを構築。それでいてインディー・ポップなトラックもあったりして、バリエーションの広さが楽しい。
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Where Light Settles
イギリス・リーズ出身のサックス奏者、ジャスミン・マイラの3rdアルバム。自らストリングスのスコアを書き、過去最大規模となる14人編成の大型アンサンブルを率いて、プロダクション全体をハンズオン。スピリチュアル・ジャズやアンビエントをベースにしつつ、ヒップホップやクラシック・ジャズのグルーヴ、フォーキーなテイストもアリ。アルバムを通じて彼女がサックス・ソロを披露しているのが、アルバムのラストを飾る表題曲のみというのも、演奏家ではなく作曲家としての立ち位置を示したものなんだろう。
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Fix Your Face
サックスの生演奏と、ヒップホップやR&Bのビートメイクが高度に融合した、いかにもマセーゴらしいサウンド・メイキングが楽しい一枚。ブジュ・バントン、キーシャ・コール、レオン・トーマス、ミュージック・ソウルチャイルドなどなど、実力派アーティストたちが参加。
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The Shell
ドイツのミュンヘンを拠点とするレーベル「Squama」の共同創設者であり、ベーシスト/プロデューサーでもあるマルティン・ブルッガー2枚目のソロアルバム。フィールドレコーディングによる環境音、ノイジーなシンセサイザー、ローファイなフォークギターが混ざり合う、幻想的なアトモスフィア。
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OrWave Weave – Soni Obi
京都の細尾ギャラリーで開催されたインスタレーション展「WAVE WEAVE」のために提供した楽曲集。1と0の2進法で布を編むジャカード織機のアルゴリズムを、マシンカットな超高精度パルスへとハックした、西陣織×電子音響の結晶。
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WHACK’S MUSEUM
アウトキャストのアンドレ3000からも絶大な支持を得ている、ティエラ・ワックのゴキゲンなミックステープ。アブストラクト/アンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンを支える重要プロデューサー、コンダクター・ウィリアムズとタッグを組んで、ローファイでシネマティックな空気感を生み出している。
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CONFESSIONS II
ダンス・ポップの金字塔『Confessions on a Dance Floor』(2005年)の正統なる続編。プロデューサーにスチュアート・プライスを迎え、アルバム全体が途切れることなくシームレスに繋がるノンストップ・クラブ・フロー形式を採用。前半はフロアライクな4つ打ちビート、後半は90年代UKの重厚なグルーヴに変化する構成が見事。マドンナ、やっぱすげえ。
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YEARNALISM
ベイビー・ローズ本人曰く、「さまざまな形態における欲望のプロセスとその記録」。ジャジーなネオソウルを基調としつつ、70年代のソウルの古典的な感触と、現代的なプロダクションが融合。南部訛りのある情緒的なヴィブラートが全編にわたって響く。
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Emotional Junglist
リズムはハードコアなブレイクビーツなのに(ハイハット刻みすぎ!)、メロディはメランコリックで、そこにソリッドなギターが重なるという、頭がクラクラするようなサウンドメイキング。聴いているうちに味が濃いのに慣れすぎてしまって、5曲目の「This Could Be…」のように真っ直ぐなインディーロックになると、ちょっと物足りなく感じてしまう。サンファとコラボした「Tender」は、抑えめのブレイクビーツ、ヴォーカルとコーラスを意識的に押し出した音響設計で、文字通り優しい気持ちになれるグッドチューン。
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MOJACAT
UAや柴田聡子とコラボした曲もいいけれど、個人的に好きなトラックはM-7「それから」。ハネるようなシンセのリフ、夏目漱石を引用しつつ、頑張らない頑張り方をさらりと歌うポップソング。耳福。
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Fenian
ヒップホップ・トリオ、ニーキャップの3rdアルバム。2024年の逮捕劇を経て、彼らのラップは鋭利な社会批判を越え、剥き出しの内省へと到達。アシッドハウスやトラップが渦巻く狂騒のなか、名声の孤独や肉親の死といった痛みが綴られる。政治的怒りと個人的な悲嘆が激しく火花を散らし、現代アイルランドのアイデンティティを更新する重要作。
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NOTE
ギターやビートメイクにとどまらず、Shin Sakiuraがベースや鍵盤も自ら操るマルチプレイヤーとしての才能を前面に押し出した3rdアルバム。おまけにミックスダウンまでのエンジニアリング工程も全部やってるって、多才すぎるだろ!
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Nothing’s About to Happen to Me
前作『The Land Is Inhospitable and So Are We』では「犬」が象徴的に用いられていたけど、このアルバムでは「Cats」や「That White Cat」といった楽曲名が示す通り、「自由でしなやかな猫」が重要なモチーフに。オーケストラを駆使した起伏の激しいサウンドに対して、Mitskiのボーカルはとても自然体で、そのコントラストが彼女の孤独やトラウマ、心象風景をより際立たせる。
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NEWME
いやーUAもデビュー30周年かー。感慨深し。2016年の「JaPo」以来となる本作は、ジャンルの垣根を軽々と飛び越え、新たなポップスの現在地を鮮やかに提示した記念碑的作品に。実の長男・村上虹郎とコラボした「ZOMBIE」や、藤原さくらとコラボした「まわるみらい」もいいけど、気鋭のフィメールラッパーMFSを招聘した「WAKEUP」が超かっこいい。
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?
ロンドン発のエレクトロニック・デュオ、ベースヴィクティムの2ndアルバム。自分たちをベースパンクと称しているだけあって、ヘヴィなベースミュージック、ネオンカラーのEDMを掛け合わせた熱狂的なサウンドがアツい。ヘッドフォンで聴いたら飛ぶかも。
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Kiss All The Time. Disco, Occasionally.
これまであまりハリー・スタイルズの良いリスナーじゃなかったけど、今回の新譜はジャスト好み。一曲目の「Aperture」から霞がかったポスト・クラブ的なムードが漂っていて、倦怠感のあるゆるいハウスビートが気持ちいい。
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Chapter 1
「God, Protect Me from My Enemies」とか「Fulfil Your Spirit」とか、祈りや精神の充足に関するトラックが並び、これまでよりもソウル/ファンクのヴィンテージ感は強め。文字通り新しい時代の始動。
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Wuthering Heights
正直クラブ・アンセムとしての「BRAT」には今ひとつハマれなかったけど、ジョン・ケイルを召喚した本作は、インダストリアルで内省的なサウンドがツボりまくり。「Dying for You」はイントロからアガる。
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Trying Times
ジェイムス・ブレイクはいつだってクールでええですね。この新譜も、生楽器も取り入れてエモーショナルになるはずなのに、どこか決定的に無機質というか。なんというか、人類が絶滅した未来の劇場でアンドロイドがプログラミングされた音楽劇をやっているような感じ。
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ヤッホー
ブルース、ムード歌謡、60年代ソウル、サーフ・インスト、ファンクといった彼自身のルーツとなる多彩な音楽ジャンルを飲み込み、非常に抜けの良い洗練されたバンドサウンドへと昇華。社会の不条理や漠然とした不安、現代の狂気をすくい取りながらも、決して声高に叫ぶのではなく、あくまで軽快でメロウなグルーヴに乗せて歌い上げる坂本慎太郎は、ただひたすらカッコいい。
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箱の中の羊
『大豆田とわ子と三人の元夫』から坂東祐大の仕事は追いかけてきたけど、このサントラも見事な完成度。M-1「箱の中の羊 – Fragment 0」のチェロ(演奏は伊東裕)の響きが心に沁みわたります。ドラマーの石若駿、ピアニストの梅井美咲、ベーシストの須川崇志といった、現代ジャズシーンの最前線を走るトップ・プレイヤーも参加。
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The Demise Of Planet X
ノッティンガム出身のポストパンク/エレクトロ・デュオ、スリーフォード・モッズ13枚目のスタジオ・アルバム。ヘロヘロLo-fiサウンドで淡々とループされるビートが、劇的な爆発など起きない瓦礫の中の日常を映し出す。M-3「Elitest G.O.A.T.」が、めっちゃB-52’っぽいサウンド!
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Heaven Ain’t Sold
7年という長い空白期間を経て、チョーカーが舞い戻ってきた。ポエティックなリリックにストーリーテラーとしてのルーツが色濃く反映された、優しさ満点のオーガニックR&B。
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イ三
15歳でメジャーデビュー、ボカロネット音楽シーンでのメガヒットを経て、目まぐるしく展開してきた原口沙輔のキャリア総決算的アルバム。鎮座DOPENESS、環ROY、いとうせいこう、U-zhaanといった豪華コラボレーターを招聘して、アヴァンギャルドかつポップな音響空間を構築している。
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Honora
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのカリスマ的ベーシスト、フリーが満を持して発表した初のソロ・アルバム。なんでも彼は少年時代から熱狂的なジャズのファンで、もともとトランペット奏者として音楽キャリアをスタートしたんだとか(知らんかった!)。60歳を前にして再びトランペットを手に取り、練習を重ねてアルバムを完成させた。トランペットのみならずヴォーカル、作曲・編曲も担当。トム・ヨークやニック・ケイヴといったトップアーティストを迎えて、静謐でメロディアスな音楽を奏でている。
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Wilding(Soundtrack)
デヴィッド・アレン監督によるイギリスのドキュメンタリー映画『Wilding』(2023年)のサウンドトラック。環境保護活動家でもあるアイスランドの作曲家ビッギ・ヒルマルスと、以前から自然の再生力に深く感銘を受けていたジョン・ホプキンスが共同でスコアを手掛け、アンビエントや現代音楽をクロスオーバーしながら、緻密で奥行きのあるプロダクションが施されている。
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Kammerkonzert
全てのパートをスクエアプッシャー一人で演奏・構築したエレクトロニック・コンチェルト。いや、やってることマイク・オールドフィールドやないかい!超高速ベースラインに、凶暴なオーケストラ・サウンドが絡み合う、カオティックな一枚。
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Doomsday…Don’t Leave Me Here
The 1975のベーシストであるロス・マクドナルドと、長年のコラボレーターであるエド・トーマスとの共同プロデュースで制作。静かなフォークシンガーだったロージー・カーニーが、エレクトロニクス/シューゲイザーという「鎧」を手に入れ、これまでにないオルタナティヴ・ポップを生み出した。
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Cruel World
ホリー・ハンバーストーンの2ndアルバム。前作『Paint My Bedroom Black』で見られた、ダークでインディーロック寄り(ギター主体)の鬱屈としたサウンドから、シンセベースを強調したディスコ調のアプローチに移行。インディー由来のパーソナルな手触りを残しつつ、シンセポップのダイナミズムが壮大なスケールを感じさせる。
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The Grass Grows, Antonych Grows
カナダ・トロントを拠点に活動するシンガーソングライター、ルカ・クプロウスキーの5thアルバム。ジャズ、ニューエイジ、アヴァン・フォークが美しく交差する音響空間。デヴィッド・シルヴィアンにも通じる引き算の美学を感じる。
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Dance Para Se Salvar
ゴキゲン!ご陽気!パリとサンパウロを拠点に活動するプロデューサー、ヂオゴ・シュトラウスによるブラジリアン・ディスコ・ファンク。山下達郎とか角松敏生の初期ファンク・ミュージックとも親和性があるので、耳馴染みよく聴ける。
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Ca$ino
グラミー賞を受賞した2021年の大ヒットデビュー作『The Melodic Blue』以来、約5年の沈黙を破ってリリースされた2ndアルバム。従兄弟であるケンドリック・ラマーをはじめ、西海岸のレジェンドであるトゥー・ショート、チェ・エクル、モモ・ボイドなど、豪華アーティストが参加。ヴィンテージ・ラスベガスの美学が詰まっている。
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Secret Love
甘美でビザールなポストロック。ギターが不安定に歪むたび、時間も空間も捻じ曲がる感覚。うわ、いま俺ドライ・クリーニング聴いてる…ってなる。コーラス/フックが強まり、エモーションの輪郭が一気にクリアになった。
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Don’t Be Dumb
約8年ぶりとなる4thアルバムは、ドイツ表現主義とヒップホップを融合させた新ジャンルGRIMを掲げる、実験的野心作。ティム・バートンがビジュアル監修に関与し、アルケミストら豪華制作陣が集結。映画的な美学とダークな世界観で、画一化したシーンに対し「思考停止するな」と警鐘を鳴らす、聴覚と視覚を統合したアート・プロジェクト。
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TYPHOON
台湾系アメリカ人のシンガーソングライター、ルーク・チアンのデビューアルバム。2019年に「Shouldn’t Be」等で大ブレイクした直後、病気で声を失うという絶望を味わった彼。約6年の空白を経て完成させたこの作品は、まさにキャリアを取り戻すためのドキュメンタリー。HILLARIやアルバート・ポシスら参加ゲストもアツい。
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To Whom This May Concern
ジル・スコット姐さんの約10年ぶりとなるニューアルバム、めっちゃ良いじゃないですか。ポエトリー・リーディングとしての側面がこれまで以上に強調されつつ、有機的なネオ・ソウル・サウンドが心に染みる。
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PEACE
全15曲、約32分間にわたる演奏は一切の編集なしでレコーディング。「言語化される前のコミュニケーションであり、構造化される前の感情」とテラス・マーティンが語る通り、筆が最初にキャンバスに触れる瞬間を音にしたようなアルバム。
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Oranj
『Green』(2018年)、『Violet』(2022年)、『Giallo』(2022年 ※イタリア語で黄色) ときて、今度は『Oranj』。Lo-fiなヒップホップというよりは、変拍子やドラムソロをガンガン取り入れたモダンジャズという感じ。後半はIDMやノイズっぽい要素もあるけど。
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儚くも美しき12の変奏
「金星」みたいなまっすぐな曲と、「たまにおもうこと」みたいなちょっと変な曲と、「La Palummella」みたいなすごく変な曲が、いつものようになんの違和感もなくパッケージングされている不思議。楽しい。
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SOMA
正直言うと、90年代的UKレイブカルチャーなサウンドはあんまり好みじゃなくて、彼のアルバムはそれほど熱心にチェックしていなかったんだけど、直近で映画「シラート」と「the moment/ザ・モーメント」を観てすっかりアゲアゲ・モードになってたもんで、その勢いで聴いたら意外にスッと入ってきた。インダストリアルな質感の「Thistle」やドラムレスな「La Noche 2」もイイけど、ロバート・マイルズの「Children」を大胆にサンプリングした「Noche Without You」にはめっちゃ驚いた。
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Until We Meet Again
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My Lover
22歳になったクレア・ロージンクランツの「大人への過渡期」を記録した2ndアルバム。かつてのアップテンポで元気なローファイ・ポップとは一線を画し、より内省的で映画的なアプローチに。
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BULLY
Yeの新譜4周くらいしたけど全然良さが分からなくて、早くも2026年終わった。
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Selling A Vibe
キャロライン・ポラチェックやMGMTなどを手がけるパトリック・ウィンバリーをプロデューサーに招聘。ザ・クリブス特有の荒削りなDIYテイストを残しつつも、80年代ポップスの洗練された光沢感によって、メロディの美しさがより際立つサウンド・プロダクションへと進化している。
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TOWN BEAT
前作『Steppin’ Out』から約2年4ヶ月ぶりとなる新作。シティ(City)のような煌びやかで巨大な物語ではなく、より生活に密着したタウン(Town)を、洗練されたソウル/ファンクで描いている。ゲストボーカルにとどまらず、コーラスアレンジや楽曲の構築に深く関与しているという小田朋美の貢献度がハンパない。
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THE CORE – 核
7人組ガールズグループ・XGが、満を持して世界に放った1stアルバム。力強いラップ、変幻自在なバイリンガルフロウ、そして圧倒的な歌唱力が凝縮された多彩なトラックが並んでいる。リリース直前の1月12日(成人の日)は、メンバー全員が20歳を迎えたタイミングなんだって。わけー。
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The Mountain
どうしよう、あんなに好きだったゴリラズの新譜が全然ハマらない。ジャンルレスでダブ的なアプローチ、極上のユルロック感が好みだったのに、壮大でスピリチュアルな音響設計がピンと来ず。まあその懐の広さがデーモン・アルバーンなんだろうけど。
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The Romantic
ブルーノ・マーズの良さが分からなくてホントごめん。
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HANA
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My New Band Believe
ブラック・ミディのベーシスト/ボーカリストであるキャメロン・ピクトンによる新ユニット、マイ・ニュー・バンド・ビリーヴのデビュー・アルバム。変拍子や激烈なノイズは抑えられ、アコースティック・ギターの響きを主体とした、軽やかでいてどこか陰りのあるサウンドに。
2026年 2025年 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年 1998年 1997年 1996年 1995年 1994年 1993年 1992年 1991年 1990年 1989年 1988年 1987年 1986年 1985年 1984年 1983年 1982年 1981年 1980年 1979年 1978年 1977年 1976年 1975年 1974年 1973年 1972年 1971年 1970年 1969年 1968年 1967年 1966年 1965年 1964年 1963年 1962年 1961年 1960年 1959年 1958年 1957年 1956年 1955年 1954年 1953年 1952年 1951年 1950年
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![Waves/ムーンチャイルド[CD]](https://popmaster.jp/wp-content/uploads/91buPS7E-IL._AC_UL640_FMwebp_QL65_-e1771694951594.webp)
![Hyakunen No Kodoku/百年の孤独[CD]](https://popmaster.jp/wp-content/uploads/71PcquxGT2L._AC_UL640_FMwebp_QL65_-e1778033918619.webp)
![Heaven 2/Lala Lala[CD]](https://popmaster.jp/wp-content/uploads/517IwVAWVWL._UX716_FMwebp_QL85_-e1772336899533.webp)
![Where Light Settles/ジャスミン・マイラ[CD]](https://popmaster.jp/wp-content/uploads/21-vu8zDMzL._UX500_FMwebp_QL85_-e1778975189172.webp)
![Fix Your Face/マセーゴ[CD]](https://popmaster.jp/wp-content/uploads/61ecNEaJBL._AC_UY436_FMwebp_QL65_-e1784360583370.webp)
![The Shell/マルティン・ブルッガー[CD]](https://popmaster.jp/wp-content/uploads/41AQESUatL._UX500_FMwebp_QL85_-e1783324435241.webp)
![OrWave Weave - Soni Obi/アルヴァ・ノト[CD]](https://popmaster.jp/wp-content/uploads/51ds767DJrL._AC_UY436_FMwebp_QL65_-e1782101188303.webp)
![WHACK'S MUSEUM/ティエラ・ワック[CD]](https://popmaster.jp/wp-content/uploads/61ZdO-ullvL._AC_UL640_FMwebp_QL65_-e1781843544189.webp)
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