ひとくちに続編と言っても、そのパターンはいろいろだ。スター俳優が長い時間をかけて絶対的ヒーローを演じ続ける『インディ・ジョーンズ』や『ミッション:インポッシブル』のようなシリーズもあれば、ジェームズ・ボンドというキャラクターを何人もの俳優たちが演じてきた『007』のようなシリーズもある。
主人公を代替わりさせて、スカイウォーカー家の血脈を描き続けてきた『スター・ウォーズ』もあれば、主人公ダニエルをさしおいてパート4では師匠のミヤギだけ登場する『ベスト・キッド』のような変則パターンもある。地獄のようなボードゲームで遊べば『ジュマンジ』だし、車が爆走すれば『ワイルド・スピード』だ。
ホラー映画で最も多いのが、共通の悪役が続投するパターン。『13日の金曜日』のジェイソン、『エルム街の悪夢』のフレディ、『羊たちの沈黙』のレクター博士……。これがパニック映画になると、敵は個体ではなく総体となる。サメが襲いかかる『ジョーズ』、巨大蛇が大暴れする『アナコンダ』。ティラノサウルスやヴェロキラプトルといった肉食恐竜が襲いかかる『ジュラシック・ワールド』シリーズは、この系譜に連なる作品といえるだろう。
ぜひご一読ください!
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