Liv.e『PAST FUTUR.e』の考察/解説レビューをmusitに寄稿しました

Liv.e『PAST FUTUR.e』──叙情性も感傷性もない、漆黒のシンセ・ウェイヴ」という考察/解説レビューをmusitに寄稿しました。

ネオ・ソウル・ラバーとして、筆者はLiv.e(リヴ)をずっと追いかけてきた。ジャズやヒップホップやソウルをクロスオーバーさせながら、エリカ・バドゥやメアリー・J. ブライジのような90年代デーヴァのエレガンスを現代に復権させる、新世代のアーティスト。2018年のEP『Hoopdreams』から2020年のデビュー・アルバム『Couldn’t Wait to Tell You』、2022年の2ndアルバム『Girl In The Half Pearl』と、我々の耳を心地よく刺激し続けてきた存在である。

そして突如サプライズ・リリースされたLiv.eのミックス・テープ、『PAST FUTUR.e』。これは一大事!と慌てて聴いてみたら、びっくり仰天した。これまで彼女が紡いできたアーバン・ソウルとは、音色もサウンド・プロダクションもまるで違う。リズム・マシーンがモロ出しのシンセ・パンクというべきか、リズムがひらすらループするミニマル・ミュージックというべきか。SFオタクがラボに閉じこもって作りあげたみたいな、レトロ・フューチャー・サウンドが展開されていたのである。

ぜひご一読ください!

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