11歳の娘が父親と2人きりで過ごした夏休みを、繊細なタッチで描いた『aftersun/アフターサン』。2022年のカンヌ国際映画祭で評判を呼び、世界中の映画賞を席巻した傑作が、7月10日(水)からAmazonプライム・ビデオで見放題配信される。
脚本・監督を務めたのは、これが長編監督デビュー作となるシャーロット・ウェルズ。娘のソフィを演じるのは、オーディションで800人の中から選ばれた新人フランキー・コリオ。その父親カラムを演じるのは、近年『異人たち』(2023年)や『Gladiator 2(原題)』(2024年)など、話題作への出演が続くポール・メスカル。彼は本作の演技で第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
この作品は単純な家族ドラマではない。一度観ただけでは物語の全体像が掴みきれない、ある種の難解映画でもある。という訳で今回は、『aftersun/アフターサン』についてネタバレ解説していきましょう。
映画『aftersun/アフターサン』(2022)あらすじ
11歳の少女ソフィ(フランキー・コリオ)は、ふだん一緒に生活していない父親のカラム(ポール・メスカル)と、トルコへバカンスに出かける。二人きりで過ごす、かけがえのない夏休み。時が経ち、大人になったソフィは、思い出のビデテープを再生してあの日々を思い返していた…。
ぜひご一読ください!
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