「『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』真紅に染めあげられた、シリーズの“特異点”」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)は、既存の「スター・ウォーズ」フォーマットを内部から破壊してしまった特異点である。
シークエル・トリロジー(続三部作)の一作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)が、旧三部作のスピリットを受け継ぐ懐古的作品だったのに対し、本作はこれまで積み上げてきた歴史をうっちゃってしまうくらい、挑発的で革新的。ライアン・ジョンソンが提示したオルタナティブな「スター・ウォーズ」は、オールドファンを心胆寒からしめた。
挑発的といっても、別にトリッキーな構造を有している訳ではない。むしろ本作は、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(80)をおもいっきりリファレンスしている。『フォースの覚醒』が、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)を思いっきりなぞっていたように。
ぜひご一読ください!
最近のコメント