『ドラえもん のび太の恐竜』+『ジュラシック・パーク』+『ゴジラ』。『オラたちの恐竜日記』を観た者は、誰しもそんな感想を抱くことだろう。カスカベの河原で不思議な生物ナナと出会ったしんのすけは、父ひろしと母みさえに頼み込んで野原家で飼うことに。カスカベ防衛隊のトオル、ネネ、マサオ、ボーちゃんとも交流を深め、新しい家族としての絆が芽生えていた。やがて、ナナの正体がテーマパーク「ディノズアイランド」から逃げ出した恐竜であることが発覚し、その身柄をめぐって未曾有の事態が発生する‥‥。
しんのすけが恐竜を飼育するという設定は、ピー助と名づけたフタバスズキリュウの赤ん坊をのび太が育てる『ドラえもん のび太の恐竜』。本物の恐竜を展示する「ディノズアイランド」の設定は、脅威のCG技術で世界中を震撼させたスティーヴン・スピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』。そして、恐竜たちが我が物顔で東京の街を跋扈するシーンは、完全に『ゴジラ』だ。この映画には、古今東西の恐竜映画の記憶が忍ばせられている。昭和世代の大きいお友達には、たまらない展開だろう。
ぜひご一読ください!
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