『紅の豚』の考察/解説レビューをマグミクスに寄稿しました

『紅の豚』珍しくヒロインが2人だったのはなぜ? ジーナとフィオに与えた役割とは」という考察/解説レビューをマグミクスに寄稿しました。

『紅の豚』(1992年)は、宮崎駿監督が総合模型情報誌「月刊モデルグラフィックス」に連載していた『宮崎駿の雑想ノート』が原型になっています。当初はミリタリー趣味が爆発したイラストエッセイで、次第にマンガ形式へと変化し、第12話に掲載された『飛行艇時代』が映画の原作となりました。

『紅の豚』には「ジーナ」と「フィオ」というふたりの女性が登場しますが、実は原作に描かれているのはフィオのみです。「物語序盤にヒロインがいないと面白くない」という理由から、ジーナというキャラクターが新しく追加されることになりました(※『金曜ロードショーとジブリ展』公式図録より)。

ポルコの昔なじみで、密かに彼のことを愛し続けてきた歌姫ジーナは、実質的なヒロインといえるかもしれません。しかし物語を牽引するのは、若き飛行機設計技師フィオのほうでした。ジーナもフィオも、それぞれ異なる役割を与えられた、必要不可欠なキャラクターなのです。

ぜひご一読ください!

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