『となりのトトロ』といえば、「スタジオジブリ」のロゴマークにもなっているくらい、宮崎駿作品のアイコンと呼べる存在でしょう。森の主である「トトロ」は、クスノキの穴に住み、木の実を食べ、月夜にはオカリナを吹いたりもする、とっても愉快な生き物です。それにしても、その正体はいったい何なのでしょう。動物の一種なのでしょうか? ありがたい神様なのでしょうか? 恐ろしい妖怪なのでしょうか? 古くから伝わる化物なのでしょうか?
その答えは、『となりのトトロ』の序盤で明らかにされています。「小トトロ」を追いかけてクスノキの穴に迷い込んだ「メイ」は、そこで巨大なトトロに遭遇します。名前をたずねても、トトロは雄叫びをあげるだけですが、その音の響きだけでメイは「トトロ」と解釈してしまいました。やがて妹を追いかけてきた「サツキ」に、メイはトトロの存在を告げます。サツキは「トトロって絵本に出てたトロルのこと?」と聞き返すのですが、まさしくトトロの正体とはトロル(トロール)と考えられるのです。
ぜひご一読ください!
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