「俳優・河合優実の時代はすでに始まっている。陰と陽のハイブリッドの魅力」という考察/解説レビューをU-NEXT SQUAREに寄稿しました。
我々はいま、河合優実の時代に生きている。天下のキネマ旬報が2024年9月号 で、「河合優実の時代はもう、はじまっていたんだ。」という特集を組んでいるくらいだから、間違いないことは間違いない。
相手を射抜くような鋭い眼差し。だが必要とあらば、彼女はその瞳を伏せて自らを消し去り、まるでセーターを着替えるみたいに、あらゆる役に移り変わる。映画作りに明け暮れるSFオタク(『サマーフィルムにのって』)、古本屋の店主にいきなり求婚する女子高生(『愛なのに』)、クールな探偵事務所の調査員(『RoOT / ルート』)、ドラッグに溺れてしまう少女(『あんのこと』)。筆者はかなり早い段階から彼女をスクリーンで観ていたが、カメレオンのようにキャラクターを変化させるものだから、最初は同一人物であることに気が付かなかった(面目ない)。
ぜひご一読ください!
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