『エイリアン:ロムルス』(2024)の考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました

『エイリアン:ロムルス』大胆不敵な戦略が張り巡らされた、シリーズ最大の異色作 ※注!ネタバレ含みます」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。

2009年にマーベルを買収して数多のアメコミ・ヒーローを掌中に収め、2012年にルーカスフィルムを買収して「スター・ウォーズ」という巨大フランチャイズを手に入れる。今や、ディズニーがポップカルチャーを牽引するリーディング・カンパニーであることに疑いを持つ者はいない。そして2019年には、713億ドルという巨額を投じて21世紀フォックスを買収。偉大なる「エイリアン」シリーズをも傘下に入れた。

考えてみると、「エイリアン」は非常に特異なフランチャイズだ。1作ごとに作家性の強いフィルムメーカーを招聘して、その独自性を思いっきり許容してしまうのだから。リドリー・スコットが静謐なホラーとして創り上げた『エイリアン』(79)。ジェームズ・キャメロンが火器満載のアクションに仕立てた『エイリアン2』(86)。デヴィッド・フィンチャーが宗教色を前面に押し出した『エイリアン3』(92)。そして、ジャン=ピエール・ジュネがキッチュな悪趣味テイスト全開させた『エイリアン4』(97)。

「ミッション:インポッシブル」シリーズも、初期はブライアン・デ・パルマ、ジョン・ウー、J・J・エイブラムス、ブラッド・バードと多士済々なメンツが演出を手がけていたが、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)以降はクリストファー・マッカリーが専任となって、シリーズを一手に引き受けている。今に至るまで1作品1監督路線を継続し、作風もバラバラな「エイリアン」は非常に珍しいシリーズといえる。

ぜひご一読ください!

DATA
  • 原題/Alien: Romulus
  • 製作年/2024年
  • 製作国/アメリカ
  • 上映時間/119分
  • ジャンル/SF、ホラー、アクション
STAFF
  • 監督/フェデ・アルバレス
  • 脚本/フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス
  • 製作/リドリー・スコット、マイケル・プラス、ウォルター・ヒル
  • 製作総指揮/フェデ・アルバレス、エリザベス・カンティロン、ブレント・オコナー、トム・モラン
  • 原作/ダン・オバノン
  • 撮影/ガロ・オリバレス
  • 音楽/ベンジャミン・ウォルフィッシュ
  • 編集/ジェイク・ロバーツ
  • 美術/ネイマン・マーシャル
  • 衣装/カルロス・ロサリオ
  • SFX/エリック・バーバ
CAST
  • ケイリー・スピーニー
  • デビッド・ジョンソン
  • アーチー・ルノー
  • イザベラ・メルセド
  • スパイク・ファーン
  • エイリーン・ウー
FILMOGRAPHY
SERIES