『アドレセンス』の考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました

『アドレセンス』少年は誰の声を聞き、誰の言葉を信じたのか」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。

俳優が制作会社を立ち上げ、プロデューサーとして全体のクリエイティブに関わることは、今や映画界のスタンダードになりつつある。ブラッド・ピットのプランBエンターテインメント、レオナルド・ディカプリオのアッピアン・ウェイ、マーゴット・ロビーのラッキーチャップ・エンターテインメント、リース・ウィザースプーンのパシフィック・スタンダード。

リバプール出身の俳優スティーヴン・グレアムも、2020年にマトリアーク・プロダクションを設立している。彼は、いわゆるマネー・メイキング・スターではない。『スナッチ』(00)のプロモーター、『パブリック・エネミーズ』(09)のギャング、『ロケットマン』(19)の音楽プロデューサーなどで印象深い演技を披露してきたものの、長いキャリアで演じてきたのは、ほとんど脇役ばかりだった。

だが、映画にかける情熱は誰にも負けない。“小さな役なんてない。小さな俳優が演じているだけだ”(There are no small parts, only small actors)という、ソ連の偉大な演出家コンスタンチン・スタニスラフスキーの有名な言葉を、彼は企業理念として掲げている。おそらく、この言葉に何度も励まされて、彼はクリエイティブに邁進してきたのだろう。今やマトリアーク・プロダクションは、野心的な企画を次々と手がけるプロダクションとして知られている。

ぜひご一読ください!

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