「『チェンソーマン』が解体したジャンプ的価値観 『レゼ編』が描くロマンスと破壊の二重奏」という考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました。
藤本タツキ原作のアニメ『チェンソーマン』は、とかくその圧倒的な映像表現だったり、OP映像の『パルプ・フィクション』や『悪魔のいけにえ』などの映画的オマージュが語られがちだ。
だがそれよりも重要なのは、この作品が写実的なカメラワークによって『少年ジャンプ』的価値観を徹底的に解体し、恋愛の気まずい現実をまざまざと見せつけることだ……と、筆者は勝手に思っている。従来、『ジャンプ』のアクション系漫画における恋愛は、主人公の成長物語を彩る副線でしかなかった。例えば『僕のヒーローアカデミア』では、デクとお茶子の淡い関係が物語を彩るが、それはあくまで青春のほのめかしにすぎない。
『鬼滅の刃』においても、炭治郎とカナヲの関係は清廉なロマンスとして描かれ、『呪術廻戦』では、釘崎や真希といった女性キャラが恋愛対象ではなく戦士として前景化されるため、恋愛要素は徹底して抑制されている。あくまで物語を牽引するのは、友情・努力・勝利の三大原則なのだ。
ぜひご一読ください!
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監督作品レビュー
- 劇場版 チェンソーマン レゼ篇(2025年/日本)