2026/5/18

『廃用身』(2026)考察/解説レビューを映画チャンネルに寄稿しました

廃用身
『廃用身』映画評:回復不能の手足を切断し介護負担を減らす…禁断の医療が観客を追い詰める衝撃作、何が凄い? 考察&評価レビュー」という考察/解説レビューを映画チャンネルに寄稿しました。

「はいようーしん【廃用身】(名)脳梗塞などの麻痺で、回復の見込みがない手足のこと」。

映画『廃用身』(2025)は、スクリーンに浮かび上がる辞書の一文から幕を開ける。久坂部羊の同名小説を原作とする本作は、そのあまりに強烈な設定から「映像化は絶対に不可能!」と言われてきた異色の医療サスペンスだ。

物語の舞台となるのは、重度の麻痺を抱えた高齢者が多く集まるクリニック。この場所で、院長の漆原(染谷将太)が提唱する「Aケア」という前代未聞の取り組みが、大きな波紋を広げていく。

漆原が推し進める「Aケア」とは、回復の見込みがない手足をあえて切断して患者の体重を軽くし、介護する側の負担を減らそうというもの。究極の合理性に基づくこの医療行為は、「Cure(治療して治す)」ではなく「Care(世話をして対処する)」を重んじる思想に基づいている。つまり患者本人よりも、世話をする家族やスタッフの負担軽減に寄り添ったアプローチなのだ。

ぜひご一読ください!

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吉田光希 監督作品レビュー