「『続・激突!/カージャック』若きスピルバーグが描く、奪われた家族と動く牢獄 ※注!ネタバレ含みます」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。
かつて日本の映画界では、大ヒット作にあやかり、まったく無関係の作品に続編っぽい邦題をつけるという、かなり極悪なプロモーションが横行していた。
『サスペリア』(77)の大ヒットを受けて、ダリオ・アルジェント監督の過去作を『サスペリアPART2』(75)として公開したり、マカロニ・ウェスタンの金字塔『荒野の用心棒』(64)に便乗して、まったく別物の映画を『続・荒野の用心棒』(66)として売り出したり。これが災いして、本当の続編が『夕陽のガンマン』(65)として公開されてしまうという、本末転倒な事態まで起こる始末。
スティーヴン・スピルバーグの劇場用長編デビュー作『続・激突!/カージャック』(74 原題:The Sugarland Express)もまた、そんな洗礼を浴びた一本だ。パトカーを乗っ取ってテキサスのハイウェイをひた走る物語だから、たしかに車は出ずっぱりなのだが、『激突!』(71 原題:Duel テレビ映画)とはなーーーーーんの関係もない。あまりにも乱暴すぎるネーミングである。
ぜひご一読ください!
作品情報
スタッフ
- 監督/スティーヴン・スピルバーグ
- 脚本/ハル・バーウッド、マシュー・ロビンス
- 製作/リチャード・D・ザナック、デヴィッド・ブラウン
- 制作会社/ユニバーサル・ピクチャーズ、ザナック/ブラウン・カンパニー
- 撮影/ヴィルモス・スィグモンド
- 音楽/ジョン・ウィリアムズ
- 編集/エドワード・M・アブロムス、ヴァーナ・フィールズ
- 美術/ジョー・アルヴス
- 衣装/ジーン・アッシュ
- 録音/ジョン・R・カーター
キャスト
スティーヴン・スピルバーグ 監督作品レビュー
- 激突!(1971年/アメリカ)
- 続・激突!/カージャック(1974年/アメリカ)
- ジョーズ(1975年/アメリカ)
- 未知との遭遇(1977年/アメリカ)
- レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年/アメリカ)
- E.T.(1982年/アメリカ)
- オールウェイズ(1989年/アメリカ)
- インディ・ジョーンズ 最後の聖戦(1989年/アメリカ)
- ジュラシック・パーク(1993年/アメリカ)
- シンドラーのリスト(1993年/アメリカ)
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年/アメリカ)
- プライベート・ライアン(1998年/アメリカ)
- アミスタッド(1998年/アメリカ)
- A.I.(2001年/アメリカ)
- キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年/アメリカ)
- マイノリティ・リポート(2002年/アメリカ)
- ターミナル(2004年/アメリカ)
- 宇宙戦争(2005年/アメリカ)
- ミュンヘン(2005年/アメリカ)
- インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年/アメリカ)
- 戦火の馬(2011年/アメリカ)
- タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密(2011年/アメリカ)
- リンカーン(2012年/アメリカ)
- BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年/アメリカ)
- レディ・プレイヤー1(2018年/アメリカ)
- ウエスト・サイド・ストーリー(2021年/アメリカ)
- フェイブルマンズ(2022年/アメリカ)
- ディスクロージャー・デイ(2026年/アメリカ)
