- 『舞妓さんちのまかないさん』 Netflix
- 『ブラッシュアップライフ』 日本テレビ
- 『【推しの子】第1期』 TOKYO MX
- 『スキップとローファー』 TOKYO MX
- 『サンクチュアリ -聖域-』 Netflix
- 『VIVANT』 TBS
- 『時をかけるな、恋人たち』 関西テレビ
- 『BEEF/ビーフ』 Netflix
- 『SHUT UP』 テレビ東京
- 『PLUTO』 Netflix
- 『THE LAST OF US』 HBO
- 『ハヤブサ消防団』 テレビ朝日
- 『セレブリティ』 Netflix
- 『トリリオンゲーム』 TBS
- 『葬送のフリーレン』 日本テレビ
- 『離婚しようよ』 Netflix
- 『ULTRAMAN FINALシーズン』 Netflix
- 『幽☆遊☆白書』 Netflix
- 『新しい上司はど天然』 TOKYO MX
- 『ONE PIECE』 Netflix
是枝裕和は、何気ないディテールを丁寧な手つきで掬い取っていく職人。そういう意味では『怪物』よりも、京都・花街を舞台に舞妓さんの日常を描いた本作の方が、彼の繊細な演出が堪能できる作品と言えるのでは。
どこか脱力系のようでいて、実は細かく伏線を回収していく精緻なシナリオ。シュールな笑いを散りばめつつ、実はコアな部分がめっちゃエモい作劇。バカリズムの圧倒的才能に、ただただ平身低頭でひれ伏すのみ。
尋常ならざるクオリティの高さと社会批評性。鑑賞者の興味を持続させるフックの積み上げ方が凄すぎる。
アオハルデイズの眩さに目が潰れそうになった。脚本上のツイストとかどうでもいいから、この多幸感が続いてくれ!と思わず祈願。それにしてもドジっ子ヒロイン(だけど秀才)とイケメン男子って、びっくりするくらい70年代的少女漫画のフォーマットじゃんか。
『のたり松太郎』テイストだけでなく、サイコサスペンス、角界という封建社会への警鐘という要素も織り込んで、立体的にドラマを浮かび上がらせてる。一ノ瀬ワタルはじめ、役者たちの肉体性に肉薄していたのも素晴らしい。


無駄にデカいスケール感といい、大仰な演出といい、ツッコミどころのある大味なアクションといい、『野生の証明』風味もあったりして、どこか佐藤純彌テイストを感じますな。
ヨーロッパ企画・上田誠が脚本で、吉岡里帆が主演って、もうそれだけで最高ドラマ確定。個人的には、『サマーフィルムにのって』の伊藤万理華が出ているのが嬉しすぎた。
完全にポスト『エブエブ』の位置にあるドラマ。A24製作だし。演出にHIKARIが参画していることも注目。


mee tooや貧困といったテーマを、コメディに逃げることなく、ストレートな筆致で描いたシスターフッド・ドラマ。ビジュアル・センスや音楽の使い方のセンスもマル。
“終わることのない憎しみの連鎖”。ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナ・イスラエル戦争が勃発した現在だからこそよりヴィヴィッドに響く。


『ウォーキング・デッド』のようなポスト・アポカリプスものではあるけれど、基本フォーマットは西部劇。そしてヒューマンな擬似親子ドラマ。アクション濃度がやや薄めなのが残念。
池井戸潤原作を、ほんのすこしだけ奇妙なユーモアでコーティングしたミステリー。山本耕史演じる怪しい編集者がツボる。
インフルエンサーの熾烈な実態を描く、SNSセレブたちの生々しいパワーゲーム。いわゆる成り上がりサクセスもので、5分に1度のペースで「アナタ、よく私にそんな口がきけるわね!」というセリフが出てきたりする。こんな世界に叩き込まれたら、すぐ窒息しそうだわ。


ツッコミどころ盛りだくさんの、痛快成り上がりストーリー。今田美桜のドレッシーな装いが常に眼福。
大石静と共に共同脚本を手がける宮藤官九郎が、ここまで『あまちゃん』をセルフパロディーしたドラマを作ってしまうとは。


2023年という時代にあってウルトラマンとはどのような存在なのか、という問いかけは10数年前から繰り返されてきたポスト・ヒーロー的な主題だが、あえてそこに回答を提出しないという作りを誠実と見るべきか、逃げと見るべきか。個人的には否定的な立場をとるが、ゼットン来襲のビジュアルが強烈だったのでそこは相殺で。


MCUと『マトリックス』と『るろうに剣心』という偉大な先達の作劇術をとことん学び、アップデートしようという意思が垣間見える力作だった。正直原作ほぼ知らなかったけど(このために初めて漫画読んだ)、何を取り入れて何を省くかの判断も見事だったのでは。


ブロマンスでもなくホモソーシャルでもなく、癒しという切り口で上司と部下の関係を描いたのが新機軸。それにしても超絶イケメンでダンディーで仕事有能で天然って、思いつかないキャラ設定だな。
原作漫画を漫画的演出で実写化するという、倒錯したアプローチにクラクラ。この世界に入り込むには、あまりにも原作を知らなさすぎた。


AWARDS
- コメディ部門
- 『一流シェフのファミリーレストラン』 Hulu
- 『アボット エレメンタリー』 ABC
- 『バリー』 HBO
- 『Jury Duty』 Amazon
- 『マーベラス・ミセス・メイゼル』 Amazon
- 『マーダーズ・イン・ビルディング』 Hulu
- 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』 Apple TV+
- 『ウェンズデー』 Netflix
- ドラマ部門
- 『メディア王 〜華麗なる一族』 HBO
- 『キャシアン・アンドー』 Disney+
- 『ベター・コール・ソウル』 AMC
- 『ザ・クラウン』 Netflix
- 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』 HBO
- 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 HBO
- 『イエロージャケッツ』 Showtime
- 『THE LAST OF US』 HBO
- リミテッド部門
- 『BEEF/ビーフ』 Netflix
- 『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』 Netflix
- 『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』 Amazon
- 『バツイチ男の大ピンチ!』 Hulu
- 『オビ=ワン・ケノービ』 Disney+
- 『ブラッシュアップライフ』 日本テレビ
- 『だが、情熱はある』 日本テレビ
- 『VIVANT』 TBS
- 『コタツがない家』 日本テレビ
- 『ブラッシュアップライフ』 日本テレビ
- 『鎌倉殿の13人』 NHK
- 『星降る夜に』 テレビ朝日
- 『silent』 フジテレビ
- 『エルピス―希望、あるいは災い―』 関西テレビ
- 『フェンス』 WOWOW
- 2025年、2024年、2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年、2006年、2005年、2004年、2003年、2002年、2001年、2000年、1999年、1998年、1997年、1996年、1995年、1994年、1993年、1992年、1991年、1990年、1989年、1988年、1987年、1986年、1985年、1984年、1983年、1982年、1981年、1980年、1979年、1978年、1977年、1976年、1975年、1974年、1973年、1972年、1971年、1970年、1969年、1968年、1967年、1966年、1965年、1964年、1963年、1962年、1961年、1960年
最近のコメント