『PLUTO』の考察/解説レビューをIGN Japanに寄稿しました

アニメ『PLUTO』が描く“終わることのない憎しみの連鎖” 2023年のいま、この作品が配信されたことの意義」という考察/解説レビューをIGN Japanに寄稿しました。

2023年ほど、AIという存在が一般に浸透した年はなかっただろう。対話型AIサービスChatGPTは、わずか2カ月で月間ユーザー数1億人を突破。人間とAIの戦いを描く映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』、『ザ・クリエイター/創造者』が相次いで公開され、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)と全米脚本家組合(WGA)は、AIの使用を巡ってストライキに踏み切った。現実とフィクションの両方で、AIが世界を席巻したのである。そして10月26日、アニメーション大作『PLUTO』がNetflixで配信開始となった。

舞台は、AI技術の発展によって高性能のロボットと人類が共生する未来。7体いる世界最高峰のロボットの1人、モンブランが何者かによって破壊されるという事件が起きる。ユーロポールのロボット刑事ゲジヒトは、事件の解明のために捜査を開始。やがて、プルートゥと呼ばれる謎のロボットの存在にたどり着く……。

原作となった漫画については、今さら説明の必要もないだろう。手塚治虫の代表作『鉄腕アトム』のエピソードの1つ「地上最大のロボット」を、『YAWARA!』、『MONSTER』、『20世紀少年』で知られる浦沢直樹が大胆にアレンジ。2003年から2009年にかけてビッグコミックオリジナルで連載され、全世界の単行本累計発行部数は1000万部以上という超大ヒット作に。第9回手塚治虫文化賞マンガ大賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第41回星雲賞コミック部門など、数々の賞に輝いた。

ぜひご一読ください!

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