「『VIVANT』の面白さはまさに“幕の内弁当” 70年代大作映画的な潔さに舌鼓を打つ」という考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました。
ドラマ『VIVANT』(TBS系)が、今夏を席巻している。堺雅人(『半沢直樹』)、阿部寛(『下町ロケット』)、役所広司(『陸王』)、二宮和也(『ブラックペアン』)といった“日曜劇場アベンジャーズ”に加え、二階堂ふみ、松坂桃李、林遣都、竜星涼ら豪華キャストが集結。夏ドラ視聴率争いでトップを独走し、SNSでは独自解釈や考察が溢れている。その人気の秘密はいったい何なのか? 9月17日の最終回を迎えるにあたって、その魅力について考察していきたい。
(以下、ネタバレを含みます)
第9話まで鑑賞してきて筆者が感じるのは、脇を占めるキャラクターがとても漫画的であること。例えば主人公の乃木(堺雅人)を鬼神の如く追いかけ回すバルカ警察のチンギス(バルサラハガバ・バトボルド)は、長髪でコワモテという風貌が漫画的だし、公安の野崎(阿部寛)の協力者ドラム(富栄ドラム)も、その巨体には似つかわないくらいに愛くるしい風貌。コミュニケーション手段は翻訳アプリ(声を演じているのは、林原めぐみ!)のみ、という設定も漫画的だ。リアリティよりも、キャラとしての強さが優先されている。
他にも、謎のサングラス男・バトラカ(林泰文)、GFL社社長のアリ・カーン(山中崇)など、見た目のインパクトが強い登場人物がやたら多い。ブルーウォーカーと呼ばれる天才ハッカーの正体が、丸菱商事財務部に勤務する若手社員の太田(飯沼愛)だったというのも、見た目とのギャップを重視したものだろう。『VIVANT』では、とにかくキャラの強い人物を組み合わせることで、強度の高いドラマを創り上げている。
ぜひご一読ください!
DATA
- 製作年/2023年
- 製作国/日本
- ジャンル/サスペンス、アドベンチャー、ミステリー
- シーズン/1
- 話数/10
- 放送/配信/TBS
STAFF
- 監督/福澤克雄
- 脚本/八津弘幸、李正美、宮本武史、山本奈奈
- 製作/飯田和孝
- 音楽/千住明
CAST
- 堺雅人
- 阿部寛
- 二階堂ふみ
- 竜星涼
- 迫田孝也
- 飯沼愛
- 山中崇
- バルスハグバ・バトボルド
- 富栄ドラム
- 林遣都
- 高梨臨
- 橋本さとし
- 小日向文世
- 松坂桃李
- 役所広司
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