ジェームズ・キャメロンという映画作家の存在は、もはや単なるハリウッドの大物監督の枠を超えている。
『タイタニック』(1997年)、『アバター』(2009年)、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)。この3作はいずれも世界歴代興行収入ランキングのトップに君臨し、TOP4のうち3本をキャメロンが占めるという、前人未踏の偉業を達成。「人類がもっとも観た映画=キャメロン映画」という構図が出来上がっているのだ。世界最高ヒットメーカーについて学ぶことは、もはや全映画ファンの必修科目である。
『タイタニック』©︎1997 Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film
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この男は、いったい何が並外れているのか。まずは、ディテールへの異常なこだわりが挙げられる。『タイタニック』では沈没シーンをリアルに描くため、実寸大の船を建造し、巨大な水槽で撮影を敢行。『アバター』では、ナヴィ語にリアリティを持たせるため、言語学者に依頼して文法・語彙を持つ実用可能な言語として構築。ナヴィ族の狩猟方法、歌、宗教儀式も、文化人類学者の助言を受けながら創り上げていった。観客を映画に没入させるため、細部を徹底的に磨き上げるのがキャメロンの流儀なのだ。
ぜひご一読ください!
