ロバート・レッドフォードは、間違いなく映画史にその名を刻むスター俳優だ。しかし、彼の人生は順風満帆だった訳ではない。むしろ苦難の連続だった。
小さい頃からスポーツ万能だったレッドフォードは、野球の特待生としてコロラド大学に進学するも、未成年での飲酒が発覚してわずか1年で中退。野球の夢を絶たれたレッドフォードは、今度は画家を目指してヨーロッパに渡航するが、己の才能の限界を感じて早々に帰国。
演劇学校で舞台美術を学ぶもそれもうまくいかず、恵まれた容姿を活かして俳優に転身。1959年にブロードウェイでデビュー、映画やテレビにも出演するようになるが、なかなか大きな役をゲットするには至らず、30歳を過ぎてしまう。
転機となったのは、アメリカンニューシネマの記念碑的作品『明日に向って撃て!』(69)。元々はポール・ニューマン&スティーブ・マックイーン主演で撮影される予定だったが、都合によりマックイーンが降板。代わってサンダンス・キッド役に抜擢されたのが、無名のロバート・レッドフォードだったのだ。
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