『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の考察/解説レビューをcinemas PLUSに寄稿しました

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』音楽から紐解く“母性の物語”」という考察/解説レビューをcinemas PLUSに寄稿しました。

世界興行収入13億ドルを突破し、アメコミ映画として初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされるなど、大きな成功を収めた『ブラックパンサー』(2018)。

だがその続編となる『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)の製作は、苦難を極めた。ご存知の通り、主人公ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンが、闘病の末2020年にロサンゼルスの自宅で逝去してしまったからだ。彼が大腸癌を患っていたことは、ほとんどの関係者に知らされていなかった。

前作に引き続き監督・脚本を務めたライアン・クーグラーは、すでに続編のシナリオを書き上げていたものの、大幅なプロットの修正を余儀なくされる。彼自身も、そしてマーベルスタジオも、チャドウィック・ボーズマンの代理を立てることは想像できなかった。

彼がこの世を去ってしまったなら、ブラックパンサーことティ・チャラもこの世を去らなければならない。本作はヒーロー不在という異常事態のなか、製作が進められたのである。

ぜひご一読ください!

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