スタンリー・キューブリックの考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました

スタンリー・キューブリック監督作品まとめ 完璧主義者で厭世主義者、20世紀最後の巨匠」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。

理想のショットを極限まで追求し、何度もテイクを重ねる完璧主義者。神の如き視点から人類の歴史を俯瞰して、ニヒリズムとブラックユーモアに満ちた映画を撮り続けてきた厭世主義者。20世紀最後の巨匠スタンリー・キューブリックは、もはやその存在自体が伝説と化している。

1928年7月26日、ニューヨーク・マンハッタン生まれ。小さい頃から文学や芸術には強い関心を示していたものの、学業は決して優秀ではなかったという。やがて雑誌「ルック」のカメラマンとなり、それでも足りない生活費は得意のチェスで糊口を凌ぐ日々。一点透視図法を用いた構図は、カメラマン時代に培われたものだろう。

セルゲイ・エイゼンシュテイン、マックス・オフュルス、オーソン・ウェルズといった巨匠たちの名作に感激し、映画監督になることを決心。ある一人のボクサーを追いかけた短編ドキュメンタリー『拳闘試合の日』(51)で念願の監督デビューを果たすと、『恐怖と欲望』(53)、『非情の罠』(55)で高い評価を得る。盟友ジェームズ・B・ハリスと共に「ハリス・キューブリック・プロダクション」を設立して、『現金に体を張れ』(56)でハリウッドに殴り込みをかけた。

ぜひご一読ください!

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