『不適切にもほどがある!』第8話の考察/解説レビューをエンタメNEXTに寄稿しました

『不適切にもほどがある!』8話、炎上問題に対するクドカンの本音とは?」という考察/解説レビューをエンタメNEXTに寄稿しました。

脚本:宮藤官九郎、主演:阿部サダヲによるTVドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の第8話が、3月15日に放送された。エピソードのタイトルは、「1回しくじったらダメですか?」。まさしく今回取り上げられるテーマは、キャンセル・カルチャーだ。(以下、ドラマ第8話のネタバレを含みます)

EBSテレビの若手人気アナウンサー倉持(小関裕太)が、女性アスリートとの不倫スキャンダルで炎上。およそ2年に及ぶ禊を終えてようやく復帰…と思ったら、SNSに批判的な書き込みがされ、それを元にWEBライターがコタツ記事を書き、それがネットに公開されてさらに批判の声が大きくなり、しまいには番組スポンサーへの不買運動にも繋がる…という負のスパイラルが発生。書き込み2件だけの小さな炎上が、意図的な操作によって大きな炎上へと拡大してしまったのだ。

リスクマネジメント部長の栗田は、「もはやテレビが向き合う相手は視聴者じゃない。観てない連中なんです」と言い放つ。さらに、「どうやって向き合う?」と戸惑う市郎(阿部サダヲ)に対し、「観る人はまだ好意的、観ないで文句を言う人は最初から悪意しかない。これがバッシングの実態です」と説く。もう会社を辞めるしかないと肩を落とす倉持に、市郎は「たった一度の過ちも許されない。そんな世の中間違ってる!」と一喝する。

ぜひご一読ください!

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