- 『バーニング 劇場版』イ・チャンドン
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』ピーター・ラムジー、 ボブ・ペルシケッティ、 ロドニー・ロスマン
- 『女王陛下のお気に入り』ヨルゴス・ランティモス
- 『メランコリック』田中征爾
- 『バジュランギおじさんと、小さな迷子』カビール・カーン
- 『海獣の子供』渡辺歩
- 『ハッピー・デス・デイ』クリストファー・B・ランドン
- 『岬の兄妹』片山慎三
- 『さらば愛しきアウトロー』デヴィッド・ロウリー
- 『よこがお』深田晃司
- 『宮本から君へ』真利子哲也
- 『アップグレード』リー・ワネル
- 『愛がなんだ』今泉力哉
- 『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』アレクセイ・シドロフ
- 『ファイティング・ファミリー』スティーヴン・マーチャント
- 『グリーンブック』ピーター・ファレリー
- 『アス』ジョーダン・ピール
- 『ジョン・ウィック:パラベラム』チャド・スタエルスキ
- 『工作 黒金星と呼ばれた男』ユン・ジョンビン
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ジョン・ワッツ
- 『ドッグマン』マッテオ・ガローネ)
- 『ボーダー 二つの世界』アリ・アッバシ
- 『ザ・バニシング -消失-』ジョルジュ・シュルイツァー
- 『クリード 炎の宿敵』スティーブン・ケイプル・Jr
- 『きみと、波にのれたら』湯浅政明
- 『運び屋』クリント・イーストウッド
- 『ジュマンジ/ネクスト・レベル』ジェイク・カスダン
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』クエンティン・タランティーノ
- 『ジョーカー』トッド・フィリップス
- 『主戦場』ミキ・デザキ
- 『蜜蜂と遠雷』石川慶)
- 『ディリリとパリの時間旅行』ミッシェル・オスロ)
- 『この世界のさらにいくつもの片隅に』片渕須直
- 『バイス』アダム・マッケイ)
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』ルッソ兄弟)
- 『ブラック・クランズマン』スパイク・リー)
- 『ハッピー・デス・デイ 2U』クリストファー・ランドン
- 『イエスタデイ』ダニー・ボイル
- 『天気の子』新海誠
- 『アクアマン』ジェームズ・ワン
- 『ハウス・ジャック・ビルト』ラース・フォン・トリアー
- 『i-新聞記者ドキュメント-』森達也
- 『火口のふたり』荒井晴彦
- 『七つの会議』福澤克雄
- 『えいがのおそ松さん』藤田陽一
- 『魂のゆくえ』ポール・シュレイダー
- 『見えない目撃者』森淳一
- 『サスペリア』ルカ・グァダニーノ
- 『サタンタンゴ』タル・ベーラ
- 『ロケットマン』デクスター・フレッチャー
- 『ファースト・マン』デイミアン・チャゼル
- 『旅のおわり世界のはじまり』黒沢清
- 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』J・J・エイブラムス
- 『ライオン・キング』ジョン・ファヴロー
- 『ハンターキラー 潜航せよ』ドノヴァン・マーシュ
- 『サンセット』ネメシュ・ラースロー
- 『荒野にて』アンドリュー・ヘイ
- 『男はつらいよ お帰り 寅さん』山田洋次
- 『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』ブルース・スピーゲル
- 『新聞記者』藤井道人
- 『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』レフトリス・ハリートス
- 『ミスター・ガラス』M・ナイト・シャマラン
- 『ドクター・スリープ』マイク・フラナガン
- 『エンド・オブ・ステイツ』リック・ローマン・ウォー
- 『キングダム』佐藤信介
- 『ビリーブ 未来への大逆転』ミミ・レダー
- 『柄本家のゴドー』山崎裕
- 『ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー』ケヴィン・マクドナルド
- 『アマンダと僕』ミカエル・アース
- 『真実』是枝裕和
- 『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』まんきゅう
- 『僕たちは希望という名の列車に乗った』ラース・クラウメ
- 『アイリッシュマン』マーティン・スコセッシ)
- 『プロメア』今石洋之
- 『屍人荘の殺人』木村ひさし
- 『愛なき森で叫べ』園子温
- 『ビール・ストリートの恋人たち』バリー・ジェンキンス
- 『THE GUILTY/ギルティ』グスタフ・モーラー
- 『十二人の死にたい子どもたち』堤幸彦
- 『記憶にございません!』三谷幸喜
- 『ターミネーター:ニュー・フェイト』ティム・ミラー
- 『キューブリックに愛された男』アレックス・インファセッリ
- 『ルパン三世 THE FIRST』山崎貴
- 『マスカレード・ホテル』鈴木雅之
- 『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』山崎貴
- 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』マイケル・ドハティ
マイルス・デイビスの『死刑台のエレベーター』をBGMに、黄昏のなかヘミが半裸で踊るショットは、この10年で最も美しいシーン。
「人種も、ジェンダーも、文化の違いも関係ない」という力強いメッセージ。そこにもう一つ、「世代も関係ない」という横軸も加わる。ダイバーシティが崩壊しつつある現代にあって、この映画が訴えかけるものはとてつもなく大きい。
この映画を逗子海岸映画祭で観れたのは、本当に良い思い出。
『万引き家族』を遥かに上回る貧困と悲劇性にクラクラする。映画的としか言いようのないショットも満載。必見の一作。
70年代にロバート・レッドフォードが好んで演じてきた“チャーミングで頭の切れる強盗”役を、時空を超えてデヴィッド・ロウリーが再現。これ以上完璧な俳優引退作はないのでは。
お話が面白いとか面白くないとかの前に、「何だこの神ショット!」っていうカッコいい絵面の連続で、普通に興奮した。
愛想笑いと苦笑と心からの笑みを完璧に使い分けるマハーシャラ・アリ、おそるべし。ハリウッドの底力を感じさせる良作。
ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』、ホラー映画『13日の金曜日』、ポップ・アイコンとしてのマイケル・ジャクソン。この映画には、映画、小説、音楽、あらゆるポップカルチャーが暗喩として用いられている。しかも単なるホラーではなく、アメリカ社会の闇を暴き出す優れた社会派映画でもある。2作目にしてジョーダン・ピールの才能がいよいよ露わになってきた。
いやーイーストウッド映画って、ホントにサクサク話進むわ。余計なことを一切しない。シンプルでまっすぐで王道。それが凄い。
CNNの情報によれば、アメリカのトランプ大統領がこの作品をえらく気に入り、ホワイトハウスで『ジョーカー』の上映会を実施したんだとか。個人的には、いつの日かジョーカーのお面を被った者たちが、ホワイトハウスを囲むんじゃないか、という妄想が頭をもたげてしまう。
エンタメ作品としてグイグイ引っ張っておいて、最後に社会派として着地させるあたりがスパイク・リー流。主役がデンゼル・ワシントンの息子とは知らなんだ。
「スター・ウォーズ」をつくることは、映画史上で最も困難な冒険の一つ。映画レビューサイトのRotten Tomatoesで、この映画は51%という低スコアだ(2021年2月時点)。だがそれ以上に、あまりにもアバンギャルドに振り切った『最後のジェダイ』から原点回帰して見せたJ・J・エイブラムスの調整力、バランス感覚に敬意を表する気持ちでいっぱいです。
カタルシスの発動ポイントが明らかにヘンだけど、それがシャマラン流。
OTHER RANKINGS
- 1.
- 『ジョーカー』 トッド・フィリップス
- 2.
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 クエンティン・タランティーノ
- 3.
- 『アイリッシュマン』 マーティン・スコセッシ
- 4.
- 『運び屋』 クリント・イーストウッド
- 5.
- 『グリーンブック』 ピーター・ファレリー
- 6.
- 『家族を想うとき』 ケン・ローチ
- 7.
- 『COLD WAR あの歌、2つの心』 パベウ・パブリコフスキ
- 8.
- 『ROMA ローマ』 アルフォンソ・キュアロン
- 9.
- 『象は静かに座っている』 フー・ボー
- 10.
- 『バーニング 劇場版』 イ・チャンドン
- 1.
- 『火口のふたり』 荒井晴彦
- 2.
- 『半世界』 阪本順治
- 3.
- 『宮本から君へ』 真利子哲也
- 4.
- 『よこがお』 深田晃司
- 5.
- 『蜜蜂と遠雷』 石川慶
- 6.
- 『さよならくちびる』 塩田明彦
- 7.
- 『ひとよ』 白石和彌
- 8.
- 『愛がなんだ』 今泉力哉
- 9.
- 『嵐電』 鈴木卓爾
- 10.
- 『旅のおわり世界のはじまり』 黒沢清
- 1.
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 クエンティン・タランティーノ
- 2.
- 『ジョーカー』 トッド・フィリップス
- 3.
- 『スパイダーマン: スパイダーバース』 ピーター・ラムジー、 ボブ・ペルシケッティ、 ロドニー・ロスマン
- 4.
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 ルッソ兄弟
- 5.
- 『アイリッシュマン』 マーティン・スコセッシ
- 6.
- 『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』 アレクセイ・シドロフ
- 7.
- 『マリッジ・ストーリー』 ノア・バームバック
- 8.
- 『グリーンブック』 ピーター・ファレリー
- 9.
- 『ボーダー 二つの世界』 アリ・アッバシ
- 10.
- 『工作 黒金星と呼ばれた男』 ユン・ジョンビン
- 1.
- 『イメージの本』 ジャン=リュック・ゴダール
- 2.
- 『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ
- 3.
- 『シノニムズ』 ナダヴ・ラピド
- 4.
- 『バクラウ 地図から消された村』 クレベール・メンドンサ・フィリオ&ジュリアノ・ドネルス
- 5.
- 『Joan of Arc』 ブリュノ・デュモン
- 6.
- 『ペイン・アンド・グローリー』 ペドロ・アルモドバル
- 7.
- 『レ・ミゼラブル』 ラジ・リ
- 8.
- 『運び屋』 クリント・イーストウッド
- 9.
- 『ジョーカー』 トッド・フィリップス
- 10.
- 『アイリッシュマン』 マーティン・スコセッシ
AWARDS
- 作品賞
- 『グリーンブック』 ピーター・ファレリー
- 『ブラックパンサー』 ライアン・クーグラー
- 『ブラック・クランズマン』スパイク・リー
- 『ボヘミアン・ラプソディ』 ブライアン・シンガー
- 『女王陛下のお気に入り』 ヨルゴス・ランティモス
- 『ROMA/ローマ』 アルフォンソ・キュアロン
- 『アリー/スター誕生』 ブラッドリー・クーパー
- 『バイス』 アダム・マッケイ
- 監督賞
- アルフォンソ・キュアロン (『ROMA/ローマ』)
- スパイク・リー (『ブラック・クランズマン』)
- パヴェウ・パヴリコフスキ (『COLD WAR あの歌、2つの心』)
- ヨルゴス・ランティモス (『女王陛下のお気に入り』)
- アダム・マッケイ (『バイス』)
- 主演男優賞
- ラミ・マレック (『ボヘミアン・ラプソディ』)
- クリスチャン・ベール (『バイス』)
- ブラッドリー・クーパー (『アリー/ スター誕生』)
- ウィレム・デフォー (『永遠の門 ゴッホの見た未来』)
- ヴィゴ・モーテンセン (『グリーンブック』)
- 主演女優賞
- オリヴィア・コールマン (『女王陛下のお気に入り』)
- ヤリッツァ・アパリシオ (『ROMA/ローマ』)
- グレン・クローズ (『天才作家の妻 40年目の真実』)
- レディー・ガガ (『アリー/ スター誕生』)
- メリッサ・マッカーシー (『ある女流作家の罪と罰』)
- 助演男優賞
- マハーシャラ・アリ (『グリーンブック』)
- アダム・ドライバー (『ブラック・クランズマン』)
- サム・エリオット (『アリー/ スター誕生』)
- リチャード・E・グラント (『ある女流作家の罪と罰』)
- サム・ロックウェル (『バイス』)
- 助演女優賞
- レジーナ・キング (『ビール・ストリートの恋人たち』)
- エイミー・アダムス (『バイス』)
- マリーナ・デ・タビラ (『ROMA/ローマ』)
- エマ・ストーン (『女王陛下のお気に入り』)
- レイチェル・ワイズ (『女王陛下のお気に入り』)
- 脚本賞
- ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・ヘインズ・クリー、ピーター・ファレリー(『グリーンブック』)
- デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ(『女王陛下のお気に入り』)
- ポール・シュレイダー(『魂のゆくえ』)
- アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
- アダム・マッケイ(『バイス』)
- 脚色賞
- チャーリー・ワクテル、デヴィッド・ラビノウィッツ、ケヴィン・ウィルモット、スパイク・リー (『ブラック・クランズマン』)
- ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン (『バスターのバラード』)
- ニコール・ホロフセナー、ジェフ・ウィッティー (『ある女流作家の罪と罰』)
- バリー・ジェンキンス (『ビール・ストリートの恋人たち』)
- エリック・ロス、ブラッドリー・クーパー、ウィル・フェッターズ (『アリー/ スター誕生』)
- 金熊賞
- 『シノニムズ』 ナダヴ・ラピド
- グランプリ
- 『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』 フランソワ・オゾン
- 監督賞
- アンゲラ・シャーネレク (『ch war zuhause, aber』)
- 男優賞
- ワン・ジンチュン』 (『在りし日の歌』)
- 女優賞
- ヨン・メイ』 (『在りし日の歌』)
- 脚本賞
- マルリツィオ・ブラウッチ、クラウディオ・ジョバンネージ、ロベルト・サビアーノ(『Piranhas』)
- パルムドール
- 『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ
- グランプリ
- 『アトランティックス』 マティ・ディオプ
- 審査員賞
- 『バクラウ 地図から消された村』 クレーベル・メンドンサ・フィリョ、ジュリアノ・ドネルス)
『レ・ミゼラブル』 ラジ・リ - 監督賞
- ダルデンヌ兄弟 (『その手に触れるまで』)
- 男優賞
- アントニオ・バンデラス (『ペイン・アンド・グローリー』)
- 女優賞
- エミリー・ビーチャム (『リトル・ジョー』)
- 脚本賞
- セリーヌ・シアマ (『燃ゆる女の肖像』)
- 金獅子賞
- 『ジョーカー』 トッド・フィリップス
- 審査員大賞
- 『オフィサー・アンド・スパイ』 ロマン・ポランスキー
- 審査員特別賞
- 『La mafia non è più quella di una volta』 フランコ・マレスコ
- 監督賞
- ロイ・アンダーソン (『ホモ・サピエンスの涙』)
- 男優賞
- ルカ・マリネッリ (『マーティン・エデン』)
- 女優賞
- アリアンヌ・アスカリッド (『Gloria Mundi』)
- 脚本賞
- ヨン・ファン(『繼園臺七號』)
- 2024年、2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年、2006年、2005年、2004年、2003年、2002年、2001年、2000年、1999年、1998年、1997年、1996年、1995年、1994年、1993年、1992年、1991年、1990年、1989年、1988年、1987年、1986年、1985年、1984年、1983年、1982年、1981年、1980年、1979年、1978年、1977年、1976年、1975年、1974年、1973年、1972年、1971年、1970年、1969年、1968年、1967年、1966年、1965年、1964年、1963年、1962年、1961年、1960年、1959年、1958年、1957年、1956年、1955年、1954年、1953年、1952年、1951年、1950年、1949年、1948年、1947年、1946年、1945年、1944年、1943年、1942年、1941年、1940年、1939年、1938年、1937年、1936年、1935年、1934年、1933年、1932年、1931年、1930年、1929年、1928年、1927年、1926年、1925年、1924年、1923年、1922年、1921年、1920年
最近のコメント