『RRR』サウンドトラックの考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました

『RRR』劇中曲、映画音楽術として優れた2つのポイント アカデミー歌曲賞受賞を機に考える」という考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました。

「Carpentersを聴いて育った私が、今こうしてオスカー像を手にしています」

そう語ったのは、映画『RRR』の作曲を手がけたM・M・キーラヴァーニ。『第95回アカデミー賞』で挿入歌「Naatu Naatu」が歌曲賞に輝いた際、スピーチの壇上に上がった彼は意外にもアメリカを代表する兄妹ポップデュオの名前を挙げた。そしてCarpentersの代表曲「Top of the World」のメロディに乗せて、『RRR』の監督S・S・ラージャマウリや家族に対して謝辞を述べたのである。アカデミー賞のスピーチがまさかの替え歌って、なんて最高ではないか。助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァンのスピーチも感涙モノだったが、筆者のハイライトは断然M・M・キーラヴァーニだ。

インド映画の楽曲が、アカデミー歌曲賞を受賞するのは史上初めて。しかもリアーナ「Lift Me Up」(『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』主題歌)や、レディー・ガガの「Hold My Hand」(『トップガン マーヴェリック』主題歌)といった超メジャーヒットを抑えての戴冠。映画音楽の歴史において、間違いなく『RRR』は新しい扉を開いた。

ぜひご一読ください!

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