「『ザ・シークレット・サービス』国家を信ずる者と信じざる者との闘い ※注!ネタバレ含みます。」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。
デビュー当時からイーストウッドは、屈強な肉体を武器に不死身のヒーローを演じ続けてきた。だが、1930年生まれの彼が還暦を迎える90年代以降、少しずつその役柄にも“老い”が忍び寄ってくる。『目撃』(97)では寄る年並みに勝てず老眼鏡をかけ、『スペース カウボーイ』(00)では宇宙に旅立とうとして「ライプ(老齢の)スタッフ」と揶揄され、『ブラッド・ワーク』(02)に至っては心臓麻痺を起こしてしまう始末。
そして、ジョン・F・ケネディを守ることができなかったシークレット・サービスのベテラン・エージェントが、大統領暗殺を企む暗殺者と対決する『ザ・シークレット・サービス』(93)も、そのライン上にある作品だ。ジョン・マルコヴィッチ演じる暗殺者を追いかければ、すぐに息が上がってしまう。オフィスで昼寝していたら、心臓発作と勘違いされてしまう。イーストウッドが“老い”という主題に真正面から向き合った、最初期の作品といえるだろう。
ぜひご一読ください!
作品情報
スタッフ
- 監督/ウォルフガング・ペーターゼン
- 脚本/ジェフ・マグワイア
- 製作/ジェフ・アップル
- 製作総指揮/ウォルフガング・ペーターゼン、ゲイル・カッツ、デヴィッド・ヴァルデス
- 制作会社/コロンビア ピクチャーズ、キャッスル・ロック・エンターテインメント
- 撮影/ジョン・ベイリー
- 音楽/エンニオ・モリコーネ
- 編集/アン・V・コーツ
- 美術/リリー・キルバート
- 衣装/エリカ・エデル・フィリップス
キャスト
ウォルフガング・ペーターゼン 監督作品レビュー
- ザ・シークレット・サービス(1993年/アメリカ)
- エアフォース・ワン(1997年/アメリカ)
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