『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』サウンドトラックの考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、ゲームBGMが壮大な映画音楽に 秀逸な既存ポップスのセレクトも」という考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました。

アメリカの議会図書館では、「文化的・歴史的・芸術的に重要」と思われる録音を毎年25作品選び、永久保存楽曲として収蔵している。2023年はジョン・レノン「Imagine」、マドンナ「Like a Virgin」、マライア・キャリー「All I Want for Christmas Is You」といった有名ナンバーと共に、ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』のテーマ曲が選ばれた(※1)。「テレッテテレッテ〜♩」というあの心躍るBGMは、もはやワールドスタンダードな楽曲として認知されているのである。

筆者はファミコン直撃世代で、貴重な少年時代を『スーパーマリオブラザーズ』に捧げたものだ。いやマジで、寝る間も惜しんでやり続けていた。我が青春に一片の悔いなし。そんなわけで、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』であのテーマ曲が流れたときは、シンプルに感動してしまった。完全に、任天堂の手のひらでコロコロと転がされている観客の一人である。

この映画は、非常に面白いアプローチで音楽が制作されている。オリジナルを作曲した任天堂の近藤浩治が、膨大なアーカイブの中から映画向きと思われる音源をピックアップ(テーマ曲はもちろん、効果音に到るまで!)。完成した楽曲リストが、『ワイルド・スピード』シリーズなどで知られる作曲家 ブライアン・タイラーに手渡され、ハーモニーやリズムをアレンジ。8ビットのピコピコサウンドが、壮大でエモーショナルな映画音楽へと生まれ変わった。

ぜひご一読ください!

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