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【ニュース】『search/#サーチ2』に関する考察をIGN Japanに寄稿しました| POP MASTER
 

『search/#サーチ2』に関する考察をIGN Japanに寄稿しました

search/#サーチ2 – レビュー デジタル時代の安楽椅子探偵、再び」という考察記事をIGN Japanに寄稿しました。

「すべてがパソコン画面の映像で展開する新感覚サスペンス映画」として話題を呼んだ『search/サーチ』(2018年)は、間違いなくナラティブ(語り口)の新しい可能性の扉を開いた。主人公のデビッド・キム(ジョン・チョー)は、突然行方不明になった一人娘マーゴット(ミシェル・ラー)の居所を探索すべく、Gmail、Facebook、Instagram、Venmoといったツールやサービスを駆使。ちょっとした手がかりから、真相に肉薄していく……という展開は、サスペンスフルな興奮に満ちていた。

これは、いわゆる「ファウンド・フッテージ」というジャンルを新しくアップデートしたものと言えるだろう。ある撮影者によって撮られた映像をそのまま流すという、ホラー映画でよく使われる手法だ。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)で広く知られるようになり、『パラノーマル・アクティビティ』(2007年)や『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008年)でも大々的に活用されている。ドキュメンタリー的な生々しいタッチは、恐怖映画との相性がすこぶる良い。

このファウンド・フッテージを、発見されたビデオカメラの映像ではなくパソコン画面に置き換えることによって、時制は“過去”ではなく“現在進行形”となり、タッチは“ホラー”ではなく“サスペンス”となる。パソコンで探索可能なあらゆる証拠から、ある結論を導き出すというプロットは、アパートの窓から見える事実から推論を進めていくアルフレッド・ヒッチコック監督の名作『裏窓』(1954年)と同趣のものだ。つまり、ミステリーとの親和性が非常に高いのである。

ぜひご一読ください!

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