『ゴッド・ファーザー』(72)は、イタリア系マフィアのコルレオーネ・ファミリー盛衰史を描いた物語だった。監督のフランシス・フォード・コッポラが偉大だったのは、この作品を犯罪映画ではなく、一種のファミリー・ドラマとして構築した点にある。しかもコッポラは、家族の物語を本当に家族でつくってしまったのだ。
主人公マイケル・コルレオーネの妹役コニーを演じたタリア・シャイアは彼の妹だし、『ゴッド・ファーザー PARTⅡ』(74)で作曲を手がけたカーマイン・コッポラは彼の実父。そして『ゴッド・ファーザー PART Ⅲ』(90)でマイケルの長女メアリーを演じたのは、実娘のソフィア・コッポラだった(ちなみに、『ゴッド・ファーザー』の洗礼式のシーンで登場する赤ん坊も、生後間もないソフィアだ)。もはやコッポラ家自体が、映画界におけるコルレオーネ・ファミリーなのである。華麗なるコッポラ一族のリストを書き出してみよう。
フランシス・フォード・コッポラ/映画監督
カーマイン・コッポラ/作曲家(父)
イタリア・コッポラ/女優(母)
エレノア・コッポラ/映画監督(妻)
ジャン=カルロ・コッポラ/映画プロデューサー(長男)
ロマン・コッポラ/映画監督(次男)
ソフィア・コッポラ/映画監督、ファッションデザイナー、女優(長女)
マーク・コッポラ/映画監督(甥)
クリストファー・コッポラ/映画監督(甥)
ニコラス・ケイジ/俳優(甥)
ジェイソン・シュワルツマン/俳優(甥)
ロバート・シュワルツマン/俳優・歌手(甥)
ジア・コッポラ/映画監督(孫)
ぜひご一読ください!
- 原題/The Virgin Suicides
- 製作年/1999年
- 製作国/アメリカ
- 上映時間/97分
- ジャンル/ドラマ
- 監督/ソフィア・コッポラ
- 脚本/ソフィア・コッポラ
- 製作/フランシス・フォード・コッポラ、ジュリー・コスタンゾ、ダン・ハルステッド、クリス・ハンレイ
- 製作総指揮/フレッド・フックス、ウィリ・バール
- 原作/ジェフリー・ユージェニデス
- 撮影/エドワード・ラックマン
- 音楽/エール
- 編集/ジェームズ・ライオンズ、マリッサ・ケント
- 美術/ジャスナ・ステファノヴィッチ
- 衣装/ナンシー・シュタイナー
- キルステン・ダンスト
- ハンナ・ホール
- ジェームズ・ウッズ
- キャスリーン・ターナー
- ジョナサン・タッカー
- ジョシュ・ハートネット
- チェルシー・スウェイン
- A・J・クック
- レスリー・ヘイマン
- ダニー・デヴィート
- マイケル・パレ
- スコット・グレン
- ロバート・シュワルツマン
- ヘイデン・クリステンセン
- ジョー・ディニコル
- ヴァージン・スーサイズ(1999年/アメリカ)
