『ムーンライト』(16)、『へレディタリー/継承』(18)、『WAVES/ウェイブス』(19)など、エッジーな作品を次々に世に送り出している映画スタジオ「A24」と、ビデオ・オン・デマンドサービス「Apple TV+」が、2018年に業務提携を発表。その記念すべき第一回共同配給作品に選ばれたのが、我らがソフィア・コッポラの最新作『オン・ザ・ロック』(20)だ。
もともとソフィアとA24は、2013年に公開された『ブリングリング』で仕事をしている仲だったが、ビデオ・オン・デマンドサービス系とは初タッグ。彼女はある席上で、「同年代の映画製作者ほどストリーミングに反対しているわけではないけど、ストリーミングと伝統的な映画の関係を理解しようと努めているわ」と語っている(※)。
すでに10月2日(金)より全国ロードショーされ、公開4週目となる10月23日(金)からはApple TV+でも配信が開始される予定。しかし、ソフィアの新作を一ヶ月もやり過ごすなんて、映画ファンとしてはあるまじき態度だろう。公開されるや否や筆者はいそいそと映画館に足を運び、その素晴らしさに感動し、脳内で何度も『オン・ザ・ロック』を反芻し、今ではApple TV+の加入を真剣に検討している真っ只中。完全にA24とApple TV+の手のひらで転がされている。
ぜひご一読ください!
- 原題/On the Rocks
- 製作年/2020年
- 製作国/アメリカ
- 上映時間/97分
- ジャンル/ドラマ、コメディ
- 監督/ソフィア・コッポラ
- 脚本/ソフィア・コッポラ
- 製作/ユーリー・ヘンリー、ソフィア・コッポラ
- 製作総指揮/フレッド・ルース、ミッチ・グレイザー、ロマン・コッポラ
- 制作会社/A24、アメリカン・ゾエトロープ
- 撮影/フィリップ・ル・スール
- 音楽/フェニックス
- 編集/サラ・フラック
- 美術/アン・ロス
- 衣装/ステイシー・バタット
- ビル・マーレイ
- ラシダ・ジョーンズ
- マーロン・ウェイアンズ
- ジェシカ・ヘンウィック
- ジェニー・スレイト
- バーバラ・ベイン
- ヴァージン・スーサイズ(1999年/アメリカ)
- ロスト・イン・トランスレーション(2003年/アメリカ)
- マリー・アントワネット(2006年/アメリカ)
- オン・ザ・ロック(2020年/アメリカ)