1985年 映画ランキング

竹島ルイの独断と偏見による1985年 映画ランキングです。ランキングは常に暫定的なので、明日にも変わるかもしれません。悪しからず。
  1. 『ミツバチのささやき』 ビクトル・エリセ
  2. 『刑事ジョン・ブック 目撃者』 ピーター・ウィアー
  3. 『銀河鉄道の夜』 杉井ギサブロー
  4. 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 ロバート・ゼメキス
  5. 『ターミネーター』 ジェームズ・キャメロン
  6. 『パリ、テキサス』 ヴィム・ヴェンダース
  7. 『ファンタスティック・プラネット』 ルネ・ラルー
  8. 『ファニーとアレクサンデル』 イングマール・ベルイマン
  9. 『ボディ・ダブル』 ブライアン・デ・パルマ
  10. 『エル・スール』 ビクトル・エリセ
  11. 『アマデウス』 ミロス・フォアマン
  12. 『ベスト・キッド』 ジョン・G・アヴィルドセン
  13. 何と言っても、上原敏のヒット曲「裏町人生」を歌いながら、ミヤギが酔っ払ってしまうシーンが素晴らしい。ダニエルが師を求めていたように、ミヤギもまた子を求めていた。ミヤギは空白を埋めるかのようにダニエルに空手を教え、人生を教え、自らも救済されていく。「酔っ払ったミヤギ」は、それを示唆する意味でも必要不可欠なシーン。当初スタジオ側は「映画の進行が緩慢になる」と削除を求めていたらしいが、その要求を突っぱねてこのシーンを残したジョン・G・アヴィルドセンの決断は、ダンゼン正しい。

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  14. 『スター・ファイター』 ニック・キャッスル
  15. スター・ファイター/ニック・キャッスル
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  16. 『ネバーエンディング・ストーリー』 ウォルフガング・ペーターゼン
  17. 『ストップ・メイキング・センス』 ジョナサン・デミ
  18. ステージに熱狂する観客を映さない。一つひとつのシーンの尺が長いエディット感覚。そして、コンサートとしては異例なほど薄暗い照明。“演劇的なアンサンブル”としてのジョナサン・デミの眼差しによって生み出された、伝説のライヴ映画。

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  19. 『ポリス・ストーリー/香港国際警察』 ジャッキー・チェン
  20. 『2010年』 ピーター・ハイアムズ
  21. 『ペイルライダー』 クリント・イーストウッド
  22. 『死霊のはらわた』 サム・ライミ
  23. 『日曜日が待ち遠しい!』 フランソワ・トリュフォー
  24. B級ムービーのいかがわしさと、遊び心と、多幸感。軽妙洒脱なトリュフォーの遺作。なんてったって、タイトルがいいじゃないですか。『日曜日が待ち遠しい!』、何てウキウキするような、軽やかなタイトルなんだろう。それだけでこの映画はアリです。

  25. 『グレート・ウォリアーズ/欲望の剣』 ポール・バーホーベン
  26. 日本では劇場未公開のビデオスルー作品で、当時は『炎のグレートコマンド/地獄城の大冒険』というB級丸出しのタイトル。淀川長治が現役バリバリの頃に『日曜洋画劇場』で放送されていたのを観たのだが、今思えばこんなエログロ満載な映画を、いけしゃあしゃあとサンデーナイトに放送していたのって、今では到底考えられない暴挙なり。テレ朝、倫理規定のユルさがナイス!

  27. 『1984』 マイケル・ラドフォード
  28. 『台風クラブ』 相米慎二
  29. やっぱこの映画とてつもなくヘンだわ。極端に設計されたSE、ワンカットに執着した移動ショット、決して切り返しで見せない会話、親の不在、大人になることへの拒否、性と死、共同体の崩壊が、てんでバラバラに突っ込まれてる。80年代って自由だったんだな。

  30. 『グーニーズ』 リチャード・ドナー
  31. 『マッドマックス/サンダードーム』 ジョージ・ミラー
  32. 『恋におちて』 ウール・グロスバード
  33. 『雪の断章 -情熱-』 相米慎二
  34. 一人の少女が、体内回帰という名のイニシエーション(水の中に実を浸す)を経験することで大人になるという、いつもの相米節が炸裂。謎の殺人事件が全然ミステリーとして回収されないのも、相米慎二っぽい。冒頭の長回しには度肝を抜かれた。

  35. 『デューン/砂の惑星』 デヴィッド・リンチ
  36. この映画の不幸は、ディノ・デ・ラウレンティスがデヴィッド・リンチの才能を信じきられなかったことに始まっている。確かにお世辞にも出来の良い作品とは言えないかもしれないが、ハルコネン男爵の出演シーンだけはリンチらしさが滲み出ていて最高。

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  37. 『フライトナイト』 トム・ホランド
  38. 『ハメット』 ヴィム・ヴェンダース
  39. 『スターマン/愛・宇宙はるかに』 ジョン・カーペンター
  40. スターマン/愛・宇宙はるかに/ジョン・カーペンター
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  41. 『ビバリーヒルズ・コップ』 マーティン・ブレスト
  42. 『ドレミファ娘の血は騒ぐ』 黒沢清
  43. 『ランボー/怒りの脱出』 ジョージ・P・コスマトス
  44. 『未来警察』 マイケル・クライトン
  45. 『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』 芝山努
  46. 『独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティ』 ニール・イズラエル
  47. 独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティ/ニール・イズラエル
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  48. 『哀しい気分でジョーク』 瀬川昌治
  49. 『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』 鈴木清順、吉田茂承
  50. 『ひとひらの雪』 根岸吉太郎
  51. 『ポリスアカデミー2 全員出動!』 ジェリー・パリス
  52. 『新・13日の金曜日』 ダニー・スタインマン
  53. 『イウォーク・アドベンチャー』 ジョン・コーティー
  54. 『ビッグマグナム 黒岩先生』 山口和彦
  55. 『サンタクロース』 ヤノット・シュワルツ

AWARDS

キネマ旬報(外国映画)
1.
『アマデウス』 ミロシュ・フォアマン
2.
『路』 ユルマズ・ギュネイ
3.
『ファニーとアレクサンデル』 イングマル・ベルイマン
4.
『ミツバチのささやき』 ビクトル・エリセ
5.
『刑事ジョン・ブック 目撃者』 ピーター・ウィアー
6.
『パリ、テキサス』 ヴィム・ヴェンダース
7.
『キリング・フィールド』 ローランド・ジョフィ
8.
『田舎の日曜日』 ベルトラン・タヴェルニエ
9.
『インドへの道』 デヴィッド・リーン
10.
『コーラスライン』 リチャード・アッテンボロー
キネマ旬報(日本映画)
1.
『それから』 森田芳光
2.
『乱』 黒澤明
3.
『火まつり』 柳町光男
4.
『台風クラブ』 相米慎二
5.
『さびしんぼう』 大林宣彦
6.
『恋文』 神代辰巳
7.
『生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』 森崎東
8.
『ビルマの竪琴』 市川崑
9.
『早春物語』 澤井信一郎
10.
『花いちもんめ。』 伊藤俊也
カイエ・デュ・シネマ
1.
『ゴダールのマリア』 ジャン=リュック・ゴダール
2.
『ゴダールの探偵』 ジャン=リュック・ゴダール
3.
『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』 マイケル・チミノ
4.
『リハーサルの後で』 イングマル・ベルイマン
5.
『ラヴ・ストリームス』 ジョン・カサヴェテス
6.
『家と世界』 サタジット・レイ
7.
『The Terrible Lovers』 ダニエル・デュブルー
8.
『The Children』 マルグリット・デュラス
9.
『乱』 黒澤明
10.
『月の寵児たち』 オタール・イオセリアーニ
10.
『ランデヴー』 アンドレ・テシネ

AWARDS

第57回アカデミー賞
作品賞
『アマデウス』 ミロス・フォアマン
『キリング・フィールド』 ローランド・ジョフィ
『インドへの道』 デヴィッド・リーン
『プレイス・イン・ザ・ハート』 ロバート・ベントン
『ソルジャー・ストーリー』 ノーマン・ジュイソン

監督賞
ミロス・フォアマン (『アマデウス』)
ウッディ・アレン (『ブロードウェイのダニー・ローズ』)
ローランド・ジョフィ (『キリング・フィールド』)
デビッド・リーン (『インドへの道』)
ロバート・ベントン (『プレイス・イン・ザ・ハート』)

主演男優賞
F・マーレイ・エイブラハム (『アマデウス』)
ジェフ・ブリッジス (『スターマン 愛・宇宙はるかに』)
アルバート・フィニー (『火山のもとで』)
トム・ハルス (『アマデウス』)
サム・ウォーターストン (『キリング・フィールド』)

主演女優賞
サリー・フィールド (『プレイス・イン・ザ・ハート』)
ジュディ・デイビス (『インドへの道』)
ジェシカ・ラング (『カントリー』)
バネッサ・レッドグレーブ (『ボストニアン』)
シシー・スペイセク (『ザ・リバー』)

助演男優賞
ハイン・S.ニョール (『キリング・フィールド』)
アドルフ・シーザー (『ソルジャー・ストーリー』)
ジョン・マルコビッチ (『プレイス・イン・ザ・ハート』)
ノリユキ・パット・モリタ (『ベスト・キッド』)
ラルフ・リチャードソン (『グレイストーク ターザンの伝説』)

助演女優賞
ペギー・アシュクロフト (『インドへの道』)
グレン・クローズ (『ナチュラル』)
リンゼイ・クローズ (『プレイス・イン・ザ・ハート』)
クリスティーン・ラーチ (『スイング・シフト』)
ジェラルディン・ペイジ (『パッショネイト 悪の華』)

脚本賞
ロバート・ベントン (『プレイス・イン・ザ・ハート』)
ダニエル・ペトリ・Jr.、ダニロ・バック (『ビバリーヒルズ・コップ』)
ウッディ・アレン (『ブロードウェイのダニー・ローズ』)
グレゴリー・ナバ、アンナ・トーマス (『エル・ノルテ 約束の地』)
ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル、ブルース・ジェイ・フリードマン (『スプラッシュ』)

脚色賞
ピーター・シェーファー (『アマデウス』)
P・H・バザック、マイケル・オースティン (『グレイストーク ターザンの伝説』)
ブルース・ロビンソン (『キリング・フィールド』)
デビッド・リーン (『インドへの道』)
チャールズ・フラー (『ソルジャー・ストーリー』)
第35回ベルリン国際映画祭
金熊賞
『ウェザビー』 デヴィッド・ヘアー
『Die Frau und der Fremde』 ライナー・ジモン
審査員特別賞
『Szirmok, virágok, koszorúk』 László Lugossy
監督賞
ロバート・ベントン (『プレイス・イン・ザ・ハート』)
男優賞
フェルナンド・フェルナン・ゴメス (『Stico』)
女優賞
ジョー・ケネディ (『Wrong World』)
第38回カンヌ国際映画祭
パルムドール
『パパは、出張中!』 エミール・クストリッツァ
グランプリ
『バーディ』 アラン・パーカー
審査員賞
『連隊長レドル』 イシュトヴァン・サボー
監督賞
アンドレ・テシネ (『ランデヴー』)
男優賞
ウィリアム・ハート (『蜘蛛女のキス』
女優賞
ノルマ・アレアンドロ (『オフィシャル・ストーリー』)
シェール (『マスク』)
第42回ヴェネチア国際映画祭
金獅子賞
『さすらう女』 アニエス・ヴァルダ
グランプリ
『タンゴ ガルデルの亡命』 フェルナンド・E・ソラナス
審査員特別賞
『ライトシップ』 イエジー・スコリモフスキ
監督賞
マリオン・ヘンセル (『熱砂の情事』)
男優賞
ジェラール・ドパルデュー (『ソフィー・マルソーの 刑事物語』)
女優賞
受賞なし

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