竹島ルイの独断と偏見による2016年 映画ランキングです。ランキングは常に暫定的なので、明日にも変わるかもしれません。悪しからず。
- 『この世界の片隅に』(片渕須直)
- 『シン・ゴジラ』(庵野秀明、 樋口真嗣)
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)
- 『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー)
- 『リップヴァンウィンクルの花嫁』(岩井俊二)
- 『シング・ストリート 未来へのうた』(ジョン・カーニー)
- 『淵に立つ』(深田晃司)
- 『ロブスター』(ヨルゴス・ランティモス)
- 『最後の追跡』(デヴィッド・マッケンジー)
- 『ズートピア』(リッチ・ムーア、バイロン・ハワード)
- 『ディストラクション・ベイビーズ』(真利子哲也)
- 『マジカル・ガール』(カルロス・ベルムト)
- 『ヴィクトリア』(ゼバスティアン・シッパー)
- 『ヒメアノ~ル』(吉田恵輔)
- 『COP CAR/コップ・カー』(ジョン・ワッツ)
- 『葛城事件』(赤堀雅秋)
- 『FAKE』(森達也)
- 『裸足の季節』(ドゥニズ・ガムゼ・エルグヴァン)
- 『ボーダーライン』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
- 『オデッセイ』(リドリー・スコット)
- 『アイアムアヒーロー』(佐藤信介)
- 『ハドソン川の奇跡』(クリント・イーストウッド)
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』(スティーヴン・スピルバーグ)
- 『君の名は。』(新海誠)
- 『ドント・ブリーズ』(フェデ・アルバレス)
- 『何者』(三浦大輔)
- 『エクス・マキナ』(アレックス・ガーランド)
- 『女が眠る時』(ウェイン・ワン)
- 『二重生活』(岸善幸)
- 『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(リチャード・リンクレイター)
- 『イレブン・ミニッツ』(イエジー・スコリモフスキ)
- 『ヘイトフル・エイト』(クエンティン・タランティーノ)
- 『永い言い訳』(西川美和)
- 『クリーピー 偽りの隣人』(黒沢清)
- 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(エドワード・ ズウィック)
- 『デッドプール』(ティム・ミラー)
- 『カルテル・ランド』(マシュー・ハイネマン)
- 『海よりもまだ深く』(是枝裕和)
- 『ルーム』(レニー・アブラハムソン)
- 『湯を沸かすほどの熱い愛』(中野量太)
- 『エンド・オブ・キングダム』(ババク・ナジャフィ)
- 『ちはやふる-上の句-』(小泉徳宏)
- 『アメリカン・スリープオーバー』(デヴィッド・ロバート・ミッチェル)
- 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(アダム・マッケイ)
- 『スティーブ・ジョブズ』(ダニー・ボイル)
- 『キャロル』(トッド・ヘインズ)
- 『殿、利息でござる!』(中村義洋)
- 『ちはやふる-下の句-』(小泉徳宏)
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(ルッソ兄弟)
- 『悦楽交差点』(城定秀夫)
- 『教授のおかしな妄想殺人』(ウディ・アレン)
- 『ジャングル・ブック』(ジョン・ファヴロー)
- 『手紙は憶えている』(アトム・エゴヤン)
- 『聖杯たちの騎士』(テレンス・マリック)
- 『ダゲレオタイプの女』(黒沢清)
- 『ジェイソン・ボーン』(ポール・グリーングラス)
- 『スター・トレック BEYOND』(ジャスティン・リン)
- 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(ジェイ・ローチ)
- 『スポットライト 世紀のスクープ』(トーマス・マッカーシー)
- 『グランドフィナーレ』(パオロ・ソレンティーノ)
- 『超高速!参勤交代 リターンズ』(本木克英)
- 『64-ロクヨン-前編』(瀬々敬久)
- 『セトウツミ』(大森立嗣)
- 『聖の青春』(森義隆)
- 『園子温という生きもの』(大島新)
- 『帰ってきたヒトラー』(デヴィット・ヴェント)
- 『スーサイド・スクワッド』(デヴィッド・エアー)
- 『団地』(阪本順治)
- 『ブラック・スキャンダル』(スコット・クーパー)
- 『ぼくのおじさん』(山下敦弘)
- 『ゴーストバスターズ』(ポール・フェイグ)
- 『お父さんと伊藤さん』(タナダユキ)
- 『築地ワンダーランド』(遠藤尚太郎)
- 『64-ロクヨン-後編』(瀬々敬久)
- 『HiGH&LOW THE MOVIE』(久保茂昭)
- 『ヒッチコック/トリュフォー』(ケント・ジョーンズ)
- 『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』(阪本順治)
- 『ミュージアム』(大友啓史)
- 『SCOOP!』(大根仁)
- 『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』(和泉聖治)
- 『シチズンフォー スノーデンの暴露』(ローラ・ポイトラス)
- 『パディントン』(ポール・キング)
- 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(ギャレス・エドワーズ)
- 『インフェルノ』(ロン・ハワード)
- 『怒り』(李相日)
- 『ホドロフスキーの虹泥棒』(アレハンドロ・ホドロフスキー)
- 『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』(アルバート・メイスルズ)
- 『インデペンデンス・デイ リサージェンス』(ローランド・エメリッヒ)
- 『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』(ダグラス・マッキノン)
- 『ザ・ウォーク』(ロバート・ゼメキス)
- 『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』(鹿島健城)
- 『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(ザック・スナイダー)
- 『白鯨との闘い』(ロン・ハワード)
- 『テラフォーマーズ』(三池崇史)
あなたはこの映画を見終わったあと、自分の右手をじっと見つめることだろう。この世界の片隅で、小さな幸せを噛み締めることだろう。『この世界の片隅に』には、あなたの”こころ”に直接訴えかけてきて、ポジティブに作用させる力がある。
アニメのコスチュームを着て踊りたい!という少女の無邪気な願いが地獄の連鎖を呼ぶ、冥府魔道ムービー。とっても意地悪で、とっても残酷で、とっても救いがない大傑作なので、未見の方は可及的速やかに鑑賞してくだされ。
コーエン兄弟がシナリオを手がけていることで、いかにもスピルバーグらしい王道たる演出の端々に、東ドイツの胡散臭い偽家族のような毒っ気のあるユーモアが紛れ込むのが面白い。
OTHER RANKINGS
キネマ旬報(外国映画)
- 1.
- 『ハドソン川の奇跡』(クリント・イーストウッド)
- 2.
- 『キャロル』(トッド・ヘインズ)
- 3.
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』(スティーヴン・スピルバーグ)
- 4.
- 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(ジェイ・ローチ)
- 5.
- 『山河ノスタルジア』(ジャ・ジャンクー)
- 6.
- 『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー)
- 7.
- 『スポットライト 世紀のスクープ』(トーマス・マッカーシー)
- 8.
- 『イレブン・ミニッツ』(イエジー・スコリモフスキ)
- 9.
- 『ブルックリン』(ジョン・クローリー)
- 10.
- 『ルーム』(レニー・アブラハムソン)
キネマ旬報(日本映画)
- 1.
- 『この世界の片隅に』(片渕須直)
- 2.
- 『シン・ゴジラ』(庵野秀明、 樋口真嗣)
- 3.
- 『淵に立つ』(深田晃司)
- 4.
- 『ディストラクション・ベイビーズ』(真利子哲也)
- 5.
- 『永い言い訳』(西川美和)
- 6.
- 『リップヴァンウィンクルの花嫁』(岩井俊二)
- 7.
- 『湯を沸かすほどの熱い愛』(中野量太)
- 8.
- 『クリーピー 偽りの隣人』(黒沢清)
- 9.
- 『オーバー・フェンス』(山下敦弘)
- 10.
- 『怒り』(李相日)
映画秘宝
- 1.
- 『シン・ゴジラ』(庵野秀明、 樋口真嗣)
- 2.
- 『この世界の片隅に』(片渕須直)
- 3.
- 『デッドプール』(ティム・ミラー)
- 4.
- 『アイアムアヒーロー』(佐藤信介)
- 5.
- 『クリーピー 偽りの隣人』(黒沢清)
- 6.
- 『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(ルッソ兄弟)
- 7.
- 『オデッセイ』(リドリー・スコット)
- 8.
- 『エクス・マキナ』(アレックス・ガーランド)
- 9.
- 『ボーダーライン』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
- 10.
- 『ゴーストバスターズ』(ポール・フェイグ)
カイエ・デュ・シネマ
- 1.
- 『ありがとう、トニ・エルドマン』(マーレン・アデ)
- 2.
- 『エル ELLE』(ポール・ヴァーホーヴェン)
- 3.
- 『ネオン・デーモン』(ニコラス・ウィンディング・レフン)
- 4.
- 『アクエリアス』(クレベール・メンドンサ・フィリオ)
- 5.
- 『スラック・ベイ』(ブリュノ・デュモン)
- 6.
- 『ジュリエッタ』(ペドロ・アルモドバル)
- 7.
- 『垂直のまま』(アラン・ギロディ)
- 8.
- 『ジャングルの掟』(アントナン・ペレジャトコ)
- 9.
- 『キャロル』(トッド・ヘインズ)
- 10.
- 『夢が作られる森』(クレール・シモン)
AWARDS
第88回アカデミー賞
- 作品賞
- 『スポットライト 世紀のスクープ』(トーマス・マッカーシー)
- 監督賞
- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『レヴェナント: 蘇えりし者』)
- 主演男優賞
- レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント: 蘇えりし者』)
- 主演女優賞
- ブリー・ラーソン(『ルーム』)
- 助演男優賞
- マーク・ライランス(『ブリッジ・オブ・スパイ』)
- 助演女優賞
- アリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』)
- 脚本賞
- トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー(『スポットライト 世紀のスクープ』)
- 脚色賞
- アダム・マッケイ、チャールズ・ランドルフ(『マネー・ショート 華麗なる大逆転』)
第66回ベルリン国際映画祭
- 金熊賞
- 『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』(ジャンフランコ・ロッシ)
- グランプリ
- 『サラエヴォの銃声』(ダニス・タノヴィッチ)
- 監督賞
- ミア・ハンセン=ラヴ(『未来よ こんにちは』)
- 男優賞
- マジ・マストゥーラ(『Hedi』)
- 女優賞
- トリーヌ・ディルホム(『ザ・コミューン』)
- 脚本賞
- トマシュ・ヴァシレフスキ(『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ラブ』)
第69回カンヌ国際映画祭
- パルムドール
- 『わたしは、ダニエル・ブレイク』(ケン・ローチ)
- グランプリ
- 『たかが世界の終わり』(グザヴィエ・ドラン)
- 審査員賞
- 『American Honey』(アンドレア・アーノルド)
- 監督賞
- 『エリザのために』(クリスティアン・ムンジウ)
『パーソナル・ショッパー』(オリヴィエ・アサヤス) - 男優賞
- シャハブ・ホセイニ(『セールスマン』)
- 女優賞
- ジャクリン・ホセ(『ローサは密告された』)
- 脚本賞
- 『セールスマン』(アスガー・ファルハディ)
第73回ヴェネチア国際映画祭
- 金獅子賞
- 『立ち去った女』(ラヴ・ディアス)
- 審査員大賞
- 『ノクターナル・アニマルズ』(トム・フォード)
- 審査員特別賞
- 『マッドタウン』(アナ・リリー・アミールポアー)
- 監督賞
- アマト・エスカランテ(『触手』)、アンドレイ・コンチャロフスキー(『パラダイス』)
- 男優賞
- オスカル・マルティネス(『笑う故郷』)
- 女優賞
- エマ・ストーン(『ラ・ラ・ランド』)
- 脚本賞
- ノア・オッペンハイム(『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』)
年度別映画ランキング
- 2024年、2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年、2006年、2005年、2004年、2003年、2002年、2001年、2000年、1999年、1998年、1997年、1996年、1995年、1994年、1993年、1992年、1991年、1990年、1989年、1988年、1987年、1986年、1985年、1984年、1983年、1982年、1981年、1980年、1979年、1978年、1977年、1976年、1975年、1974年、1973年、1972年、1971年、1970年、1969年、1968年、1967年、1966年、1965年、1964年、1963年、1962年、1961年、1960年、1959年、1958年、1957年、1956年、1955年、1954年、1953年、1952年、1951年、1950年、1949年、1948年、1947年、1946年、1945年、1944年、1943年、1942年、1941年、1940年、1939年、1938年、1937年、1936年、1935年、1934年、1933年、1932年、1931年、1930年、1929年、1928年、1927年、1926年、1925年、1924年、1923年、1922年、1921年、1920年
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