気弱で内気な性格の女子高生キャリーが、同級生からのイジメにより眠っていたサイキック能力を覚醒させ、プロムパーティーを阿鼻叫喚の地獄絵図に引きずり込む『キャリー』(76)。“ホラーの帝王”スティーヴン・キングのデビュー作を映画化した、ブライアン・デ・パルマ監督の代表作だ。
クエンティン・タランティーノはお気に入りの映画の1つであることを公言し、マーティン・スコセッシは公開時に3回も劇場に足を運んだと語っている。トップ・クリエイターのクリエイティビティを刺激する、青春ホラーの名作であることは疑いの余地がない。
『キャリー』を語るにあたって必ず言及されるのが、デ・パルマの華麗な撮影テクニック。別々で起きている出来事を、画面を分割させて同時進行で見せる「スプリット・スクリーン」、被写体を囲むようにカメラがグルグル回る「360度旋回」、コマ数を意図的に抜くことで、チャカチャカした動きになる「低速度撮影」、手前と奥に焦点を合わせることで、不思議な効果を生み出す「ディオプターレンズ」…。もはや、デ・パルマ・テクニックの総博覧会という趣である。
ぜひご一読ください!
- 原題/Carrie
- 製作年/1976年
- 製作国/アメリカ
- 上映時間/98分
- ジャンル/ホラー
- 監督/ブライアン・デ・パルマ
- 脚本/ローレンス・D・コーエン
- 製作/ポール・モナシュ
- 原作/スティーヴン・キング
- 撮影/マリオ・トッシ
- 音楽/ピノ・ドナッジオ
- 編集/ポール・ハーシュ
- 美術/ウィリアム・ケニー、ジャック・フィスク
- シシー・スペイセク
- パイパー・ローリー
- エイミー・アーヴィング
- ウィリアム・カット
- ナンシー・アレン
- ジョン・トラヴォルタ
- ベティ・バックリー
- P・J・ソールズ
- シドニー・ラシック
- ステファン・ギーラシュ
- プリシラ・ポインター
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