いま世界から最も注目を集めるフィルムメーカー濱口竜介が、村上春樹の原作をもとに脚本・監督を務めた『ドライブ・マイ・カー』。第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞ほか4冠に輝いたのをはじめ、世界各国の映画祭を席巻。第94回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門でノミネートされている。という訳で今回は、間違いなく2021年を代表する一本『ドライブ・マイ・カー』についてネタバレ解説していきましょう。
映画『ドライブ・マイ・カー』あらすじ
俳優で演出家の家福悠介(西島秀俊)は、妻の音(霧島れいか)と幸せな日々を過ごしていた。しかし、突然の病気で妻は帰らぬ人に。心に空白を抱えたまま2年が過ぎ、家福は広島で開催される演劇祭の演出することになった。やがて彼は、寡黙な専属ドライバー渡利みさき(三浦透子)との時間を通して、少しずつ魂が救済されていく……。
※以下、映画『ドライブ・マイ・カー』のネタバレを含みます
ぜひご一読ください!
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