12月16日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた『グレムリン』が放送される。
普段はかわいらしい生き物のモグワイが、「光を当ててはいけない」「水をかけてはいけない」「夜中の12時過ぎに食べ物をあげてはいけない」の3つのルールを破ったことで、残虐なグレムリン(小悪魔)に変身し、アメリカの田舎町が恐怖に晒される、というホラーコメディ。本稿ではその製作にまつわる背景について探る。
この映画が公開されたのは、今からおよそ40年前となる1984年。スピルバーグがイケイケでノリノリだった時代だ。『ジョーズ』(1975年)、『未知との遭遇』(1977年)で天才フィルムメーカーとして名声を博し、ジョージ・ルーカスと組んだ『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)で、巨大フランチャイズとなる『インディ・ジョーンズ』シリーズの礎を築く。そして『E.T.』(1982年)では、当時の映画史上最大となる興行収入を記録。まだ30代にもかかわらず、名実共にキング・オブ・ハリウッドとして映画産業の中心に鎮座していたのである。
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