『AIR/エア』の考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました

『AIR/エア』“映画界のエア ジョーダン”を目指す、ベン・アフレックの挑戦」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。

男女の私立探偵コンビが幼女誘拐事件の謎に挑む『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(07)、銀行強盗を重ねる男が運命的な恋に堕ちる『ザ・タウン』(10)、イランアメリカ大使館人質事件を題材にした『アルゴ』(12)、禁酒法時代を舞台に欲望と裏切りが交錯する『夜に生きる 』(16)。映画監督としてベン・アフレックは、これまでサスペンス映画を中心にフィルモグラフィーを築き上げてきた。

打って変わって最新作の『AIR/エア』(23)は、ナイキ社員ソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)にスポットを当てた伝記ドラマ。新人バスケットボール・プレイヤーのマイケル・ジョーダンに目をつけたソニーが、アディダス、コンバースとのコンペに打ち勝ち、独占契約を果たすまで(そして、伝説のバスケット・シューズであるエア ジョーダンが誕生するまで)を描いている。

命からがらの脱出劇も、血を血で争う抗争もない。1984年を舞台に、当時のポップ・ミュージックがゴキゲンに鳴り響く(Dire Straitsの「Money For Nothing」とか、George Clintonの「Atomic Dog」とか、RUN DMCの「My Adidas 」とか!)、痛快なお仕事ドラマなのである

ぜひご一読ください!

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