『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』の考察/解説レビューをotocotoに寄稿しました

“映画への愛が十分にあるなら、いい映画を作ることができる” 本人出演NGドキュメンタリー『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』で振り返る監督作品全9作」という考察/解説レビューをotocotoに寄稿しました。

『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』が8月11日公開となった。本作はタランティーノ”ファミリー”とも言える、出演俳優とスタッフたちが撮影時の逸話を交えて、タランティーノとは、タランティーノ作品とはなんなのか、を解き明かすドキュメンタリー映画である。本作の魅力に迫るとともに、「映画への愛が十分にあるなら、いい映画を作ることができる」という彼の過去作品を振り返っていきたい。

本人は出てこない、一切のタブーなし
映画はフィルムで撮る。脚本はペンでノートに書く。現場には携帯電話を持ち込ませない。プレビューのアンケート結果に惑わされない。クエンティン・タランティーノは、今の時代にあって極めてアナクロなフィルムメーカーだ。

1992年に監督デビュー作『レザボア・ドッグス』でその才能を映画界に知らしめた時から、彼は決して自分のスタイルを崩そうとはしなかった。彼はこれまでに9本の劇場用作品を発表しているが、その全てが挑戦的であり、反時代的であり、自分が愛するB級映画へのオマージュに溢れている。見事なまでに、「タランティーノという唯一無二のジャンル」を全うしているのだ。

ぜひご一読ください!

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