トレント・レズナー、アッティカス・ロスの考察/解説レビューをblock.fmに寄稿しました

トレント・レズナーとアッティカス・ロス 映画音楽の歴史を大きく転換させた男たちの冒険」という考察/解説レビューをblock.fmに寄稿しました。

サム・メンデス監督の『エンパイア・オブ・ライト』(2022年)。ルカ・グァダニーノ監督の『ボーンズ アンド オール』(2022年)。ジェフ・ロウ監督の『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』(2023年)。そして、デヴィッド・フィンチャー監督の『ザ・キラー』(2023年)。

今年日本で公開されただけでも、トレント・レズナーとアッティカス・ロスのコンビは4本のサウンドトラックを…しかも、相当クセツヨなフィルムメーカーによる映画のサウンドトラックを手がけてきた。働き方改革の真逆を行くような仕事量である。今や映画界屈指のコンポーザーとも言える二人だが、その出自はロック・バンドのナイン・インチ・ネイルズであることはご存知の通り。1989年のデビュー以来、彼らは30年以上に渡って第一線で活躍してきた。

ただ正直申し上げると、自分のようなひ弱すぎるミュージック・リスナーにとって、ナイン・インチ・ネイルズはひたすら怖い存在でしかなかった。ドスの効いたギターリフ、ハンマーのように振り下ろされるドラミング、隆々とした上腕二頭筋を見せつけながら歌い上げるトレント・レズナーのヴォーカル。シンセ・ポップにヘヴィ・メタルを融合させたマッシヴなビートに、恐れおののいていたのである。

ぜひご一読ください!

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