- 『ゴッドファーザー』 フランシス・フォード・コッポラ
- 『フレンチ・コネクション』 ウィリアム・フリードキン
- 『時計じかけのオレンジ』 スタンリー・キューブリック
- 『ダーティハリー』 ドン・シーゲル
- 『フレンジー』 アルフレッド・ヒッチコック
- 『暗殺の森』 ベルナルド・ベルトルッチ
- 『わたしは目撃者』 ダリオ・アルジェント
- 『徳川セックス禁止令 色情大名』 鈴木則文
- 『ラスト・ショー』 ピーター・ボグダノヴィッチ
- 『シノーラ』 ジョン・スタージェス
- 『真夜中のパーティ』 ウィリアム・フリードキン
- 『恐怖のメロディ』 クリント・イーストウッド
- 『黒の奔流』 渡辺祐介
- 『ホット・ロック』 ピーター・イエーツ
- 『猿の惑星 征服』 J・リー・トンプソン
- 『吸血鬼ブラキュラ』 ウィリアム・クレイン
家族に関する映画をフランシス・フォード・コッポラが家族総出で撮り切ってしまった、アメリカ映画の偉大な遺産のひとつ。
強烈なアイロニー(皮肉)とニヒリズム。全体主義に対する痛烈なアンチテーゼ。キューブリックのフィルモグラフィーのなかでも、キューブリックイズム(そんな言葉ないけど)が最も充満した真性鬼畜映画。「この映画って暴力礼賛主義っぽいからキライ」なんて奴を見かけたらアレックスよろしく、トルチョッーーーーーク(殴ってよし)!
ヘイズ・コードが廃止されたことで、老監督の変態っぷりが大放出。ヒッチコック史上最も暴力的で、最も不道徳なフィルム。
息を呑むほど映像が美しい作品は数多くあれど、筆者の独断と偏見によるナンバーワン映画はこの作品。圧倒的な色彩設計、厳格なコンポジション、シャープなコントラスト。「絵画的」やら「詩的」やら「バロック的」やら、あらゆる紋切り型の美辞麗句を飛び越えて、“絵”そのものが脳内に飛び込んでくる。
原題は『九尾の猫』だが、むしろエラリー・クイーンでいえば「Xの悲劇」と「Yの悲劇」に近似した、「XYYの悲劇」。もしくは、哀しみと皮肉に満ちた、サスペンス版『ガタカ』。
OTHER RANKINGS
- 1.
- 『ラスト・ショー』 ピーター・ボグダノヴィッチ
- 2.
- 『フェリーニのローマ』 フェデリコ・フェリーニ
- 3.
- 『死刑台のメロディ』 ジュリアーノ・モンタルド
- 4.
- 『時計じかけのオレンジ』 スタンリー・キューブリック
- 5.
- 『わらの犬』 サム・ペキンパー
- 6.
- 『真夜中のパーティー』 ウィリアム・フリードキン
- 7.
- 『ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦』 サム・ペキンパー
- 8.
- 『ゴッド・ファーザー』 フランシス・フォード・コッポラ
- 9.
- 『キャバレー』 ボブ・フォッシー
- 10.
- 『フレンチ・コネクション』 ウィリアム・フリードキン
- 1.
- 『忍ぶ川』 熊井啓
- 2.
- 『軍旗はためく下に』 深作欣二
- 3.
- 『故郷』 山田洋次
- 4.
- 『旅の重さ』 斎藤耕一
- 5.
- 『約束』 斎藤耕一
- 6.
- 『男はつらいよ 柴又慕情』 山田洋次
- 7.
- 『海軍特別年少兵』 今井正
- 8.
- 『一条さゆり 濡れた欲情』 神代辰巳
- 9.
- 『サマー・ソルジャー』 勅使河原宏
- 10.
- 『白い指の戯れ』 村川透
AWARDS
- 作品賞
- 『フレンチ・コネクション』 ウィリアム・フリードキン
- 『時計じかけのオレンジ』 スタンリー・キューブリック
- 『屋根の上のバイオリン弾き』 ノーマン・ジュイソン
- 『ラスト・ショー』 ピーター・ボグダノビッチ
- 『ニコライとアレクサンドラ』 フランクリン・J・シャフナー
- 監督賞
- ウィリアム・フリードキン (『フレンチ・コネクション』)
- スタンリー・キューブリック (『時計じかけのオレンジ』)
- ノーマン・ジュイソン (『屋根の上のバイオリン弾き』)
- ピーター・ボグダノビッチ (『ラスト・ショー』)
- ジョン・シュレシンジャー (『日曜日は別れの時』)
- 主演男優賞
- ジーン・ハックマン (『フレンチ・コネクション』)
- ピーター・フィンチ (『日曜日は別れの時』)
- ウォルター・マッソー (『コッチおじさん』)
- ジョージ・C・スコット (『ホスピタル』)
- トポル (『屋根の上のバイオリン弾き』)
- 主演女優賞
- ジェーン・フォンダ(『コールガール』)
- ジュリー・クリスティ (『ギャンブラー』)
- グレンダ・ジャクソン (『日曜日は別れの時』)
- バネッサ・レッドグレーブ (『クイン・メリー 愛と悲しみの生涯』)
- ジャネット・サズマン (『ニコライとアレクサンドラ』)
- 助演男優賞
- ベン・ジョンソン(『ラスト・ショー』)
- ジェフ・ブリッジス (『ラスト・ショー』)
- レナード・フレイ (『屋根の上のバイオリン弾き』)
- リチャード・ジャッケル (『わが緑の大地』)
- ロイ・シャイダー (『フレンチ・コネクション』)
- 助演女優賞
- クロリス・リーチマン(『ラスト・ショー』)
- アン=マーグレット (『愛の狩人』)
- エレン・バースティン (『ラスト・ショー』)
- バーバラ・ハリス (『ケラーマン』)
- マーガレット・レイトン (『恋』)
- 脚本賞
- パディ・チャイエフスキー (『ホスピタル』)
- エリオ・ペトリ、ウーゴ・ピロ (『殺人捜査』)
- アンディ・ルイス、デイブ・ルイス (『コールガール』)
- ハーマン・ローチャー (『おもいでの夏』)
- ペネロープ・ギリアット (『日曜日は別れの時』)
- 脚色賞
- アーネスト・タイディマン (『フレンチ・コネクション』)
- スタンリー・キューブリック (『時計じかけのオレンジ』)
- ベルナルド・ベルトルッチ (『暗殺の森』)
- ビットリオ・ボニチェリ、ウーゴ・ピロ (『悲しみの青春』)
- ラリー・マクマートリー、ピーター・ボグダノビッチ (『ラスト・ショー』)
- 金熊賞
- 『カンタベリー物語』 ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 審査員特別賞
- 『ホスピタル』 アーサー・ヒラー
- 監督賞
- ジャン=ピエール・ブラン (『La vieille fille(老嬢))
- 男優賞
- アルベルト・ソルディ (『Detenuto in attesa di giudizio(判決を待つ囚人』)
- 女優賞
- エリザベス・テイラー (『Hammersmith Is Out』)
- グランプリ
- 『黒い砂漠』 フランチェスコ・ロージ、『労働者階級は天国に入る』 エリオ・ペトリ
- 特別グランプリ
- 『惑星ソラリス』 アンドレイ・タルコフスキー
- 審査員賞
- 『スローターハウス5』 ジョージ・ロイ・ヒル
- 監督賞
- ミクロシュ・ヤンチョー (『Még kér a nép』)
- 男優賞
- ジャン・ヤンヌ (『Nous ne vieillirons pas ensemble』)
- 女優賞
- スザンナ・ヨーク (『ロバート・アルトマンのイメージズ』)
- 金獅子賞
- 授賞作の選考なし
- 2024年、2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年、2006年、2005年、2004年、2003年、2002年、2001年、2000年、1999年、1998年、1997年、1996年、1995年、1994年、1993年、1992年、1991年、1990年、1989年、1988年、1987年、1986年、1985年、1984年、1983年、1982年、1981年、1980年、1979年、1978年、1977年、1976年、1975年、1974年、1973年、1972年、1971年、1970年、1969年、1968年、1967年、1966年、1965年、1964年、1963年、1962年、1961年、1960年、1959年、1958年、1957年、1956年、1955年、1954年、1953年、1952年、1951年、1950年、1949年、1948年、1947年、1946年、1945年、1944年、1943年、1942年、1941年、1940年、1939年、1938年、1937年、1936年、1935年、1934年、1933年、1932年、1931年、1930年、1929年、1928年、1927年、1926年、1925年、1924年、1923年、1922年、1921年、1920年
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