『メランコリア』に関する考察をCINEMOREに寄稿しました

『メランコリア』クリームの上にクリームを重ねたような、甘美な黙示録」という考察記事をCINEMOREに寄稿しました。

映画界の「神聖かまってちゃん」ならぬ、「真性こまったちゃん」ことラース・フォン・トリアー。彼が“やらかした”のは2011年5月18日、カンヌ映画祭会見場でのことだった。新作『メランコリア』(11)の公式上映を控え、キルスティン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、ステラン・スカルスガルド、ジョン・ハート、ウド・キアといった出演者と共に、トリアーはおよそ40分にわたる会見をこなしていた。

最後にイギリスのタイムズ紙が、彼にドイツ人としてのルーツについて質問を投げかける。実は、それまでトリアーが父親と信じていたインゲルとは遺伝子の繋がりはなく、フリッツ・ミカエル・ハートマンというドイツ人が実の父親であることを、母親の遺言で知らされていたのだ。

ラース・フォン・トリアーにとってこの告白は、自分のアイデンティティーが揺るがされる出来事だったことだろう。記者会見でそのことについて聞かれた彼は、何を血迷ったか突然自らをナチスと称し、ヒトラーに共感していると爆弾発言をブチかます。

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