「『ザ・クリエイター/創造者』インディーズ・スピリットが宿った、エモーショナルなSF映画」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。
Everything
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Everything…レディオヘッドが2000年にリリースしたアルバム『Kid A』のオープニングを飾るのは、デジタル加工されたトム・ヨークの声がグリッチノイズのように響く、『Everything in its Right Place』。それまで先鋭的なオルタナティヴ・ロックを作り続けてきた彼らのイメージをブチ壊すような、エレクトロニック・ミュージック。この時期トム・ヨークは、エイフェックス・ツインやオウテカのようなテクノを集中的に聴いていた。ストレスで心身ともに疲れ切っていた彼には、人間の声が介在しない無機質な電子音に、むしろ感情移入していたのだという。
そしてこのナンバーは、映画『ザ・クリエイター/創造者』(23)で象徴的に使われている。時は、AIと人間が存亡をかけた戦いを繰り広げている2075年。AIを生み出した創造者(ニルマータ)の情報を得て、元特殊部隊のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は米軍の暗殺ミッションに同行する。そこで彼は、幼い少女の姿をしたAIのアルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)と出会う──。そして潜伏先のニューアジアに向かう場面で流れるのが、『Everything in its Right Place』なのだ。トム・ヨークと同じように、ジョシュアも人間ならざるものにシンパシーを感じるようになることを、この曲は示唆しているのかもしれない。
ぜひご一読ください!
作品情報
スタッフ
- 監督/ギャレス・エドワーズ
- 脚本/ギャレス・エドワーズ、クリス・ワイツ
- 製作/ギャレス・エドワーズ、キリ・ハート、ジム・スペンサー、アーノン・ミルチャン
- 製作総指揮/ヤリフ・ミルチャン、マイケル・シェイファー、ナタリー・レーマン、ニック・メイヤー、ゼブ・フォアマン
- 制作会社/20世紀スタジオ、ニュー・リージェンシー・プロダクションズ、エンターテインメント・ワン
- 撮影/グレイグ・フレイザー
- 音楽/ハンス・ジマー
- 編集/ハンク・コーウィン、ジョー・ウォーカー、スコット・モリス
- 美術/ジェームズ・クライン
- 衣装/ジェレミー・ハンナ
キャスト
ギャレス・エドワーズ 監督作品レビュー
- ザ・クリエイター/創造者(2023年/アメリカ)
- ジュラシック・ワールド/復活の大地(2025年/アメリカ)
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