『すずめの戸締まり』の考察/解説レビューをcinemas PLUSに寄稿しました

『すずめの戸締まり』新海誠が国民的作家であることを高らかに宣言した、記念碑的作品」という考察/解説レビューをcinemas PLUSに寄稿しました。

11月11日(金)に公開された新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』は、公開2週で興行収入41億円を突破する盛り上がりを見せている。本記事では新海誠監督について、その作家性を振り返ってみたい。

新海誠は孤高のアニメーション作家である。長野県南佐久郡小海町で生まれた彼は、いつも空を見上げているような、夢見がちな少年だったという。さして勉強ができる訳でもなく、絵が上手な訳でもなく、スポーツが得意な訳でもない。

しかも1973年生まれの新海監督は、ベビーブーマーの団塊ジュニア世代で、子供の頃から過酷な競争に晒されてきた。そんな自分が故郷から抜け出して、社会に適応できるのだろうか?そんな漠然とした不安を抱えながら、彼は学生時代を過ごしてきた。

大学を卒業後はゲーム会社に就職し、オープニング・ムービーの制作に励む。「毎朝満員電車に乗って、毎日終電で帰ってくる」という単調な日々。仕事に充実感は感じていたものの、「自分の作品を作りたい」という想いがムクムクと湧き上がってきた。

ぜひご一読ください!

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