『ワイルドバンチ』の考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました

『ワイルドバンチ』西部開拓時代の神話を破壊した、最後のウェスタン」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。

「言ってみればサムは今の時代の外にいる男だと思う。今日、彼が生きている自体が不思議なことさ。人類が月に飛んでいく時代に昔のガンファイターが生きているという感じなのだ」(ダスティン・ホフマンのインタビューより引用*)

いきなりダスティン・ホフマンのコメントからこの稿を始めさせて頂いたが、もちろん“サム”とはサム・ペキンパーのことだ。『わらの犬』(71)で仕事をした彼に対する、率直な人物評である。それだけダスティン・ホフマンの目には、時代遅れのアウトローに映ったのだろう。

サム・ペキンパーは、終生“血”と“暴力”を描き続けた孤高の映画監督である。Bloody Sam(血まみれのサム)とも称された残虐描写で、一部の映画ファンからは熱狂的に歓迎され、一部の保守的な映画批評家からは強烈な批判を浴びた。しかしながら、人の意見なんぞどこ吹く風。ペキンパーは己の映画に絶対の自信を持ち、決して妥協を許さず、終生そのスタイルを崩すことはなかった。

ぜひご一読ください!

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