50位 『Lovebeat』(2002年/砂原良徳)
電気グルーヴが創り上げてきたアッパーなテクノからは、180°転換。砂原良徳がおよそ2年という時間を費やして、ヤスリで陶器を磨き上げるがごとく、ゆっくりと音を紡ぎあげていったミニマルな音楽空間。
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49位 『翼〜武満徹ポップ・ソングス』(1995年/石川セリ)
武満徹がこれまでに手がけてきたポピュラー・ミュージックを、新しいアレンジで石川セリが歌うという、かなり野心的な企画アルバム。服部隆之、羽田健太郎、佐藤允彦、コシミハルといった面々が、それぞれ独創的なセンスで原曲に新しい生命を宿らせている。
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48位 『GAME』(2008年/Perfume)
80年代のテクノ歌謡を思わせるピコピコしたアイドル・ポップから、ブリーピーなベースラインやキック音が気持ちいいフロア仕様のエレクトロニカ・ハウスへ。作詞・作曲・アレンジと全てのイニシアチブを握った中田ヤスタカが、完全に己の色に染め上げたパーソナル感の強いアルバム。
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47位 『流線形’80』(1978年/松任谷由実)
46位 『銀河』(2008年/原田郁子)
前作『ケモノと魔法』が、アニミズム的神秘主義が織り込まれた呪術的なアルバムとするなら、本作はその土着性すらも突き抜けて、遥か彼方まで上昇してしまったかのような、まさに『銀河』的なアルバム。
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45位 『空中キャンプ』(1996年/フィッシュマンズ)
44位 『Simply Funk』(2004年/Aoki Takamasa)
43位 『Stompin’ On DOWN BEAT ALLEY』(2002年/東京スカパラダイスオーケストラ)
42位 『s(o)un(d)beams』(2011年/salyu × salyu)
ややもすれば、無機質なエレクトロニカ・サウンドに傾倒してしまうところを、ゆらゆら帝国の坂本慎太郎によるシンプルなリリックを従えて、きちんと血の通ったナンバーに。“クロッシングハーモニー理論”を応用してつくった、コーネリアスのプロデュース作品。
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41位 『アインシュタイン ロマン』(1991年/篠原敬介)
40位 『Out Of Noise』(2009年/坂本龍一)
分厚い雲が太陽を覆い隠すモノトーンの世界。しかし、その雲の切れ間から、一筋の光が燦々と差し込んでいる…。一切の装飾を排した厳然たるストイシズムから生まれた、至高のアンビエント・ミュージク。
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39位 『NEW CHAPPIE』(1999年/Chappie)
38位 『Sweet16』(1992年/佐野元春)
37位 『熱い胸さわぎ』(1978年/サザンオールスターズ)
36位 『ペーパー・ドライヴァーズ・ミュージック』(1998年/キリンジ)
35位 『TOKYO SNIPER』(2006年/流線形)
クニモンド滝口が現代に蘇らえらせた、シティポップの煌めき。80年代のシティポップを瞬間密封して現代に蘇らせたかのような、確信犯的なコンセプチュアル・アルバム。
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34位 『家庭教師』(1990年/岡村靖幸)
33位 『Ride on Time』(1980年/山下達郎)
32位 『YELLOW DANCER』(2015年/星野源)
31位 『√5』(1989年/Barbee Boys)
30位 『Sensuous』(2006年/Cornelius)
メロディーやビートよりもSonor(響き)に重点が置く感覚がさらに先鋭化されて、シンプルな音数ゆえにその濃厚さが浮かび上がる。音と音の隙間に清冽さと芳醇さが横たわる、ノンリニア的アルバム。
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29位 『AKIRA』(1987年/芸能山城組)
28位 『コーダ』(1983年/坂本龍一)
27位 『ヘッド博士の世界塔』(1991年/Flipper’s Guitar)
26位 『Welcome Plastics』(1980年/Plastics)
25位 『Lido』(2003年/半野喜弘)
たゆたうように浮かんでは消える電子音を、室内楽的アコースティック・アンサンブルが包み込むサウンドは、僕たちの記憶のひだに刻み込まれていた風景を呼び覚ます。半野喜弘の無国籍的感性が世界を祝福する、はかなくも鮮烈なノスタルジア。
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