10位 『新幹線大爆破』(1975年/日本/佐藤純彌)
関根勤のモノマネでもお馴染み。重厚な人間ドラマと計算しつくされたサスペンスが融合した、世界に恥じないメイド・イン・ジャパンのアクションムービー。
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9位 『銀河鉄道の夜』(1985年/日本/杉井ギサブロー)
8位 『その男、凶暴につき』(1989年/日本/北野武)
降板してしまった深作欣二の代打で、主演のみならず演出も手掛けることになった北野武が、いきなりその天才性を発揮してしまったハードボイルド・アクション。いまだにこの処女作を超えるキタノ映画は現れていない。
7位 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(1993年/日本/岩井俊二)
岩井俊二が、「遠い日の記憶」という魔法で不特定大多数の共通の記憶を呼び起こした、青春映画の金字塔。この作品がなければ『Love Lettr』も『スワロウテイル』もなかった。
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6位 『犬神家の一族』(1976年/日本/市川崑)
市川崑が、ミステリーには不可欠ともいえる「説明」を削ぎ落とし、細かなカット割り、スプリットスクリーン、ストップモーションの多用、クールなタイポグラフィーが画面に踊る、ポップな映像絵巻として成立させてしまった、横溝映画の最高峰。
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5位 『東京物語』(1953年/日本/小津安二郎)
核家族化による親子の問題、そして高齢化の問題というテーマを、冷徹な眼差しで残酷に暴きだす。もはや家族という共同体は幻想でしかないという、ホラー的着地に身震いする名作中の名作。
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4位 『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年/日本/宮崎駿)
ハードボイルドタッチの大人のアニメだった『ルパン三世』を、ロマンシチズム溢れる冒険活劇にリブートした、宮崎駿の劇場用映画処女作にして、アニメーション映画史上屈指の傑作。
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2位 『ツィゴイネルワイゼン』(1980年/日本/鈴木清順)
「訳の分からない映画をつくる」という、物凄い理由で日活を解雇された鈴木清順が、長い雌伏の時を経て発表した怪作。幽玄の美学を思わせる独特の様式美をたたえながらも、文体はあくまでコンテンポラリー。最高にヒップな白昼夢ムービー!
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