『バットマン』シリーズ三部作、『インセプション』、『インターステラー』など、メガヒット作品を次々に手がけるクリストファー・ノーランは、今ハリウッドで最もイケている映画作家の一人だろう。彼の一挙手一投足に、世界中の目が注がれている。
“ベースボールキャップをかぶり、口ひげを蓄えた非モテ系”がひと昔前の映画監督像とするなら、仕立ての良いスーツに身を包んだグッド・ルッキング・ガイのノーランは、フィルムメーカーのオフィシャル・イメージもオサレ方向に180度転換させてしまった。スピルバーグやルーカスがアメリカ映画界をリードしていたのは遠い昔。今や、キング・オブ・ハリウッドといえばノーランなのである。
だが、しかし!熱狂的ファンからの熱い支持を受ける一方で、うるさ型のシネフィル(取り扱い注意系)からはディスられる傾向にあるのも事実。
なぜこのこの若きキング・オブ・ハリウッドは、常に賛否両論が渦巻くのか?筆者はその理由を、「長所と短所が極端に入り混じった作家だから」と考えている。独断と偏見を交えつつ、彼の映画作家としての特徴をみていこう。
ぜひご一読ください!
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