『ONCE ダブリンの街角で』ギターボーイ meets フーバーガール」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。
ある男(グレン・ハンサード)が、路上でギターを弾き語りしている。「心の傷が癒えてきた/君にサマードレスを着せてやりたい」。素晴らしい歌唱と演奏だが、その音楽に足を止める通行人は少なく、聴衆はまばらだ。
やがて、明らかに挙動がおかしい、ヤバそうな奴が近づいてくる。ギター弾きはチップ狙いだと見抜き、「金を盗っても逃がさないぞ」と警告。不審者は「靴ひもを直しているだけだ」と弁明するものの、案の定ギターケースをパクって猛烈ダッシュ。もちろんギター弾きも猛烈ダッシュ。ちょっとした「逃走中 ダブリン編」が繰り広げられる。
やがて男を捕まえたギターボーイは(実際にはボーイという年齢ではないのだが、ギターマンとかギターガイという言い回しも変なので、以下この呼称で統一させて頂く)、怒りに任せて相手を殴るでもなく、怒号をあげるでもなく、「こんなことをするな」と冷静に諭し、その男が気の毒になったのか、最終的に5ユーロを手渡してしまう。
ぜひご一読ください!
DATA
STAFF
- 監督/ジョン・カーニー
- 脚本/ジョン・カーニー
- 製作/マルティナ・ニランド
- 製作総指揮/デビッド・コリンズ
- 撮影/ティム・フレミング
- 音楽/グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロバ
- 編集/ポール・ミューレン
- 美術/タマラ・コンボイ
- 衣装/ティツィアーナ・コルビシエリ
CAST
FILMOGRAPHY
- ONCE ダブリンの街角で(2006年/アイルランド)
