2025/7/14

『ONCE ダブリンの街角で』(2006)の考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました

『ONCE ダブリンの街角で』ギターボーイ meets フーバーガール」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。

ある男(グレン・ハンサード)が、路上でギターを弾き語りしている。「心の傷が癒えてきた/君にサマードレスを着せてやりたい」。素晴らしい歌唱と演奏だが、その音楽に足を止める通行人は少なく、聴衆はまばらだ。

やがて、明らかに挙動がおかしい、ヤバそうな奴が近づいてくる。ギター弾きはチップ狙いだと見抜き、「金を盗っても逃がさないぞ」と警告。不審者は「靴ひもを直しているだけだ」と弁明するものの、案の定ギターケースをパクって猛烈ダッシュ。もちろんギター弾きも猛烈ダッシュ。ちょっとした「逃走中 ダブリン編」が繰り広げられる。

やがて男を捕まえたギターボーイは(実際にはボーイという年齢ではないのだが、ギターマンとかギターガイという言い回しも変なので、以下この呼称で統一させて頂く)、怒りに任せて相手を殴るでもなく、怒号をあげるでもなく、「こんなことをするな」と冷静に諭し、その男が気の毒になったのか、最終的に5ユーロを手渡してしまう。

ぜひご一読ください!

FILMOGRAPHY