数多くのカンフー・フォロワーを産んだ、ブルース・リーの代表作
- 『燃えよドラゴン』(1973年)は、ブルース・リーの名前を世界中に知らしめた大ヒット作品にして、その後数多くのカンフー・フォロワーを産んだ、モニュメンタルなカンフー映画である。
- 原題の『Enter The Dragon』は、「ドラゴン登場」、「ドラゴン現る」と訳せるが、稀代のアクション・スター、ブルース・リーが満を持してスクリーンに登場!という意味にも受け取れる。
- ブルース・リーの代名詞ともいうべきセリフ「Don’t Think! Feel!(考えるな!感じろ!)」は、この作品からの引用である。
- ブルース・リーの「アチャー!」という奇声をそのままサントラに使用してしまったのは、『ダーティハリー』(1971年)で知られる名作曲家ラロ・シフリン。
- 監督のロバート・クローズが現場統率能力に欠けていたため、ブルース・リーが演出を兼任することもしばしばだったという。
- コブラを捕まえるシーンで、ブルース・リーは実際にコブラに腕を噛まれるというアクシデントがあったが、毒が抜かれていたために大事には至らなかった。
- 悪の首領・ハン役を演じたシー・キエンは、撮影当時60歳近い高齢だった。
- 若き日のサモ・ハン・キンポーが、ブルース・リーのスパーリング相手としてオープニングに出演。
- 実は、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウも端役で出演している。
- 力士役で、『笑点』の座布団運び役(山田隆夫の前任)だった松崎真もチラリと出演している。
- ブルース・リーは、スタジオで音声を吹き込んでいる最中に倒れ、そのまま1973年7月20日に急逝。32歳の若さであった。
- 1973年12月に日本で公開された時点で、ブルース・リーは既に故人だった。
DATA
- 原題/Enter The Dragon
- 製作年/1973年
- 製作国/イギリス、アメリカ
- 上映時間/97分
STAFF
- 監督/ロバート・クローズ
- 製作/フレッド・ワイントローブ、ポール・ヘラー、レイモンド・チョウ、ブルース・リー
- 脚本/マイケル・オーリン
- 撮影/ギルバート・ハッブス
- 音楽/ラロ・シフリン
CAST
- ブルース・リー
- ジョン・サクソン
- ジム・ケリー
- アーナ・カプリ
- アンジェラ・マオイン
- シー・キエン ハン
- ロバート・ウォール
- ベティ・チュン
- ヤン・スエ
- ロイ・チャオ
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