Oneohtrix Point Never『Again』の考察/解説レビューをmusitに寄稿しました

ヴェイパーウェイブの脱構築──Oneohtrix Point Never『Again』」という考察/解説レビューをmusitに寄稿しました。

いきなり個人的な話で恐縮だが、あるアーティストの来日ライヴが当選して、筆者は小躍りしている毎日である。その名前は、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(Oneohtrix Point Never 以下OPN)。実験音楽の領域でドローンやアンビエントをいそいそと生み出す、アンダーグラウンドな職人である。…と思っていたら、ジェイムス・ブレイクやロザリアと仕事をしたり、ザ・ウィークエンドや宇多田ヒカルのトラックをプロデュースしたり、スーパーボウル・ハーフタイムショーの音楽監督を務めたり、気付けばすっかり超大物になっていた。

そもそもOPNは、Vaporwave(ヴェイパーウェイブ)の代表的アーティストの1人。月刊誌『ユリイカ』のVaporwave特集号(2019年12月刊行)では、『Oneohtrix Point Never、Vektroidから猫 シ Corp.、ESPRIT 空想、2814まで…WEBを回遊する音楽』という副題が付けられているほど。インターネットから生まれたこの音楽ジャンルは、80年代ポップス、ラウンジ、イージーリスニングなどをカットアップ/コラージュしたサンプリング・ミュージック。だから彼の音楽には、どこか郷愁を感じさせる不思議な引力がある。

ぜひご一読ください!

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